21日にワシントンD.C.にて開催されたオバマ大統領の2期目の就任式で、歌手ビヨンセ(31)が国歌を熱唱。その迫力ある歌声が注目を浴び「圧巻のパフォーマンス」と各メディアに絶賛されたものの、これが「口パクだった」 とバンド代表者にバラされてしまった。
パワフルな歌声が話題になった、ビヨンセの国歌斉唱。オバマ大統領の2期目の就任式で披露した堂々たるパフォーマンスは大きな話題となりメディアも「さすがはビヨンセ」と絶賛したのだが、演奏を担当した米海兵隊バンドの代表者によると当日の歌は事前に録音していたものにすぎなかったようだ。スポークスパーソンを務めるクリスティン・デュボイス(Kristin DuBois)氏はこの件につき、以下のような声明を発表している。
「万が一の事態に備え、すべての音楽はセレモニーの前に録音しておきます。」
「我々は生演奏をしましたが、ビヨンセさんはあらかじめ録音してあったボーカル用トラックを使用するとの連絡が(パフォーマンスの)直前にありました。そういう指示を受けましたが、どういう理由があったのかは分かりません。」
この報道が流れた後に改めてビヨンセのパフォーマンスを確認してみたが、口パクだったのかどうかは見ただけでは全く分からない。ビヨンセからも正式コメントが出ていないため、シロかクロかを100パーセント判断することは難しい状況だが、バンドのスポークスパーソンの発言を受けメディアはほぼクロと断定的に報道している。
このパフォーマンスを見て涙が出るほど感動したというファンは興ざめだろうが、「口パクか」と疑いながら見てもなお素晴らしいパフォーマンスであったことは確かである。事前に録音してあったのが事実にせよ、ビヨンセの歌唱力と表現力はやはり素晴らしい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)