マリファナ吸引疑惑にラジオ番組ホストに対する嫌がらせ報道。このところ良い話題のまるでない歌手ジャスティン・ビーバー(18)に「ついに最大のピンチがおとずれている」とも言われる中、1990年代初期に大ブレイクしたあのヴァニラ・アイス(45)が貴重なアドバイスを送った。
『Ice Ice Baby』なる大ヒット曲でブレイク、ここ日本でも一時は凄まじいまでの人気を誇っていたヴァニラ・アイスだが、その後歌手としてはすっかり落ちぶれ「一発屋」などと揶揄されることも多い。だがブレイク後のヴァニラ・アイスは稼いだ金をしっかり投資にまわし、現在は妻子と共に豪邸で暮らしている。『The Vanilla Ice Project』なる番組まで担当しているというから、ただの「元成功者」というわけではないのだ。そんな彼はこのところトラブルやスキャンダルの絶えない“後輩”ジャスティン・ビーバーのことをとても気にかけているらしく、「世界中から注目されているんだ、それは負担に感じているだろうね」とコメント。さらに『OK!』誌にて以下のような3つのアドバイスをジャスティンに送っている。
(1)謙虚でいつづけること
「足が地に着いた状態でいることだね。それって言うのは簡単だけど、実行することは困難さ。冷静でいることは難しいよ、だってこの業界はすでにジャスティンのことをすっかり堕落させている。若いときに成功するとキツイぜ。どうやって自分を律するべきか分からなくなるんだから。」
(2)自分の犯した失敗から何かを学ぶこと
「失敗から学ぶのは大変なことだった。だって俺は白人初のラッパーだったから。お手本ってものがなかったから、自分で進んでいくしかなかった。大変だったし今じゃ後悔だらけさ。」
「ジャスティンもこれからたくさんのことを悔いるだろう。言ったこと、してしまったことをね。そういうことから学んでいけばより良い人間になれるさ。同じ失敗を繰り返す人もいるけど、失敗から学んで“もうあんなことはしない。間違っていたし、するべきじゃなかった。こうしておけばよかった”って言える人もいる。ちっとも学ばない奴もいるけど、ジャスティンは学べばいいね。」
(3)責任感を持つこと
「結局決めるのはジャスティン本人。周囲の人間じゃない。解決できるのは自分だけなんだ。」
「これは女優リンジー・ローハンについても言えることさ。彼女も自分で立ち直るしかない。自分でやるしかないってこと。」
ショービズの酸いも甘いも知るヴァニラ・アイスだけに、ティーンにして大成功したものの最近トラブル続きで叩かれているジャスティンの気持ちは理解できるようだ。
「子供なのにすごい成功をおさめたんだろうけど、じきにまた新しいスターが現れてジャスティンも忘れ去られるさ。」
かつてジャスティンにそんな痛烈な発言を放っていたヴァニラ・アイスだが、今は自らの過去の姿にも重なるジャスティンのことをずいぶん気にかけているようだ。この先輩の声を受けジャスティンが奮起、再びクリーンなイメージを取り戻し健全な道を進んでくれれば何よりだが、この声は彼にどう響くであろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)