エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「早く戻ってきちゃうかも」。活動休止発表したYUIが“新たな活動”について胸の内を語る。

シンガーソングライターのYUIが12月7日の音楽番組『僕らの音楽』(フジテレビ)で2度目の活動休止について心境を語った。加藤綾子アナからのインタビュー形式で、休止を決断したいきさつや今後の活動について話したYUIは「すごくポジティブな気持ちで今回の決断をしたことが話せて良かった」とホッとした様子だった。

YUIは2度目の活動休止を発表したことについて「大きなキッカケがあったのではなく、積み重なったもの」とその理由を語る。わかりやすい言葉で表すと“限界”だという彼女は「自分の音楽が限界なのではなく、精神的なもの。『声が出てくるのかな、この先…』という感じ」と説明する。

その状態は「ストレスで声が出なくなる症状に近い」というほどだ。例えば、タイアップで曲を依頼され「アコースティックの曲を…」と作ると「やっぱり、この曲をロックのアレンジで…」と言われた時に「これでいいのかな?」と自問自答するようなことが重なり、ストレスが蓄積したようだ。

彼女は1回目の活動休止から復帰した時もファンが応援してくれたことに触れると、「愛情を感じているので、そこが一番悲しく思った」と2回目の休止を決断する時に苦悩したことを明かしている。

休止を考えた際にはミュージシャン仲間のRADWIMPS・野田洋次郎にも相談してアドバイスを受けたという。彼はYUIが休止を発表すると「びっくりするくらい真っ直ぐなんだね。ホントに危なっかしい感じがするが、でもすごくいいと思うよ」とメールをくれた。YUIは彼の言葉に「失敗しても成功しても後悔しないと思えた。すごくありがたかった」と感謝していた。

今後の活動については「“YUI”としての復帰は今は考えていない。私は限界まで頑張ったと思っているので…」と話しており、今は「少しずつ、自分の中から音楽が出てくるのを待ってみたい」という状況だ。「ロックがやりたいとかハッキリしてはいないが、セッションとかから生まれる音楽を形にしたり…かもしれない」と今後の方向性を模索する。

彼女はファンへのメッセージとして「これからも楽しいことをしていきたい。よければ応援をよろしくお願いします」と伝えると「もしかしたら、びっくりされるくらい早く戻ってくるかもしれない。今度はまたそれでびっくりさせてしまうかも…」と最後に話したのだ。

加藤アナがその言葉に「それは凄く嬉しいことですね!」と笑顔で驚くと、YUIも微笑んでいた。“YUI”としてではなくとも彼女自身が心から楽しめる音楽をまた聞かせてくれる日を待ちたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)