歌手で俳優の田原俊彦が、ブログで「田原俊彦が選んだ、マフィア映画BEST10!」を掲載した。ファンからの要望に応えて、彼のお気に入り映画に順位をつけたものだ。新旧の映画がランクインしており、“マフィア映画”に通じた田原俊彦の意外な一面を知ることができる。
「トシちゃんはマフィア映画好きですよね…」とブログ『田原俊彦 FAVORITE MAIL「Once upon a time in Japan」』にファンから寄せられたメッセージを受けて、12月4日に「発表!田原俊彦が選んだ、マフィア映画BEST10!」が公表された。「マフィア映画は大好き」という彼だけに、なかなか見応えのある名作が並ぶ。
第1位「ゴッドファーザー」は同名の小説を映画化して、1972年に公開されたフランシス・フォード・コッポラ監督による作品だ。マーロン・ブランドが演じたドン・コルレオーネは今でもマフィアのボスのイメージとして定着しているほどだ。田原は3位と9位に「ゴッドファーザー」のPARTIIとPARTIIIを挙げているが、多くの映画ファンが納得するところだろう。
第2位「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」は1984年にアメリカ・イタリア合作による作品。ロバート・デ・ニーロが主人公のヌードルスを演じた。劇中曲の「アマポーラ」はこれを機に日本でも知られ、今も愛される楽曲となっている。
第4位「アンタッチャブル」は1987年のアメリカ映画で、ギャングのボスとして有名なアル・カポネと彼を捕らえようとするアメリカ財務省捜査官たちのチーム“アンタッチャブル”の戦いが描かれている。老警官役のショーン・コネリーが数々の助演男優賞を受賞した。
第5位「モブスターズ/青春の群像」は1991年のアメリカ映画。禁酒法時代のニューヨークでルチアーノ、シーゲル、ランスキー、コステロといった後の大物ギャングたちの若き日々を描いた作品だ。
第6位「シシリアン」は1969年のフランス映画で、一匹狼の殺し屋サルテをアラン・ドロン、彼を脱獄させるシシリアン・マフィアのヴィットリオ・マナレーゼをジャン・ギャバンが演じた名作である。
第7位「バグジー」は1991年のアメリカ映画で、バグジー(害虫)と呼ばれたマフィアのベン・シーゲルを描いたもの。バグジーをウォーレン・ベイティが演じ、彼が恋に落ちるハリウッド女優のヴァージニア・ヒルをアネット・ベニングが演じた。第64回アカデミー賞など数々の賞を受賞している。
第8位「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」は1985年に制作されたアメリカ映画だ。ニューヨークのチャイニーズ・マフィアとイタリアン・マフィアの抗争が描かれ、市警刑事スタンリーをミッキー・ロークがチャイニーズ・マフィアの新世代ボス、ジョーイ・タイをジョン・ローンが熱演した。
第10位「ジェミニY&S」は1982年の日本映画で、正式名称は「ウィーン物語 ジェミニ・YとS」である。主演は田原俊彦で彼の選んだBEST10だけに独断でねじこんだとも思えるが、ウィーンを舞台にした双子の兄と弟の謎を描いたストーリーはマフィアこそ出てこないが、友人が連れ去られて監禁されるなどサスペンスに溢れたものだ。
ファンから「コーエン兄弟監督の『ミラーズ・クロッシング』ってもう観てます?」と問われた田原俊彦は、残念ながらまだだという。早速調べた彼は「1990年制作、91年日本公開の作品ですね。マフィア映画は大好きですから、必ず観させていただきます」と宣言していた。最近は貫禄も出てきた彼だけに、次はマフィア映画に出演という可能性もあるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)