タレントの志村けんが、亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎さんとの思い出の写真をブログに掲載した。昨年亡くなった立川談志さんも一緒にバーで談笑する様子をおさめた1枚を見ながら、志村は勘三郎さんが話していた森光子さんとのエピソードを思い出したようだ。

女優・森光子さんの本葬が12月7日にとりおこなわれた。その際に紹介された映像のひとつが舞台「寝坊な豆腐屋」であった。森さんが母親で勘三郎さんが息子を演じ、息子が母をおんぶする場面には参列者も涙した。

志村けんも森さんの葬儀に参列しており、その映像を観たのだろう。彼はその舞台の思い出を12月8日の『Ken’s BLOG』で綴っている。勘三郎さんは森光子さんをおんぶする場面について「首筋に森さんの涙が…」と興奮して話したという。

「テレビで勘三郎さんと二人で花魁の姿になった…」と思い出す志村けんは、森光子さんともコントを演じているのだ。「これ程の方とコントやったんだ。勉強になりました」と彼は感謝していた。

志村は中村勘三郎さんと落語家の立川談志さんとはよく銀座のバーで飲んだ仲だ。彼はその3人にダチョウ倶楽部の上島竜兵が入った「珍しい写真」を紹介しており「役者 芝居 演技 色々話しました。今では貴重な話」と故人を偲んだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）