エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】“さっしー弁当”を求めて北海道や韓国からも! 博多の商店街に指原莉乃ファンが殺到。

HKT48の指原莉乃が、テレビ番組の企画で福岡博多にある商店街を盛り上げようと“さっしー弁当”を考案した。弁当は12月6日に限定販売されたが、200個の弁当を買い求めて多くのファンが押し寄せた。後日分かったところでは、韓国から訪れたファンもいたという。

指原莉乃が木曜レギュラーを務める福岡のテレビ番組『タマリバ』では、“指原莉乃プロデュース・さしP”なるコーナーがある。今回は博多区にある、みのしま商店街より「さしPの力で商店街を盛り上げて欲しい」との依頼を受けて彼女が動いた。実際に商店街を訪れて各店舗の特徴をチェックすると、指原がおすすめのおかずを入れた“さっしー弁当”を作ることになったのだ。

“さっしー弁当”は、真ん中に「微笑んでほっぺが桜色のさっしーを表した」ハート型のご飯が置かれている。その周りに高野豆腐のフライ、鶏の唐揚げ、ハムカツ、ウインナー、お漬物などが盛りだくさんに入って500円という価格だ。

12月13日の放送では弁当発売日の裏話が紹介されたが、意外な事実に指原も驚いていた。12月6日の午後1時から整理券が配布されたが、朝6時から並んだ人もいたのだ。整理券が配布される時間にはすでに200人以上が長蛇の列を作り、早くも完売が確定した。

その後もファンを含む多くの人が商店街に溢れて、まるで大晦日のアメ横のような人通りとなったのだ。来店者に尋ねたところ東京や大阪、名古屋、仙台から訪れた人もおり、遠くは北海道、さらには海外の韓国・ソウルからやってきたというファンもいたのである。

そんな状況を耳にしたのだろう。5時間並んで整理券を手に入れたという男性が「僕は福岡市内から来たので、遠くから来た方にゆずります」と整理券を返却してきた。スタジオでその話を知った指原莉乃は涙目で、もはや声も出ないほど感動していた。

商店街の方々も総出で訪れた人々に対応した。寒い中並ぶ人々に、「温かいものを」とかぼちゃスープや豚汁を赤字覚悟の破格で提供するお店も。「1人もケガ人を出すまい」とお父さん方は警備を買って出た。お弁当を詰めるのをお孫さんやおばあちゃんが手伝うなど、家族そろって力を尽くしたのだ。

販売が終わると、指原が「寒い中、来てくださってありがとうございました」とあいさつした。するとファンからバースデーケーキがサプライズプレゼントされて、1000人はいるであろう人々から大きな拍手が沸いたのである。

終了後に商店街のお店の方々に感想を尋ねると、「(人気の)凄さにビックリした!」、「噂は聞いていたが本当にそうなりましたね」と予想を上回る人数に驚いていた。「前の日から何回か買い物に来てくれた方も」、「今日も『お弁当を買いました』と帰りに礼を言われる方もいて、コミュニケーションがとれていいよね」と来店者との交流ができて喜んでいる店主もいた。

ある女性の店主が「初めてじゃないですか、商店街にあんなに人がいたのは!」、「楽しかった。ファンのみなさんがもの凄くマナーが良いので感心しました」と話すように、それだけファンが殺到したのにトラブルが無かったことも素晴らしい結果だ。

“さっしー弁当”を買って食べたという女性から番組にメールが届いており、「売っている弁当が苦手なので、本音をいうと“さっしー弁当”にも期待してなかったのです。でも、きらいな高野豆腐もフライで美味しく食べられたし、唐揚げ、ハムカツも美味しかった」と味についても絶賛していた。しかし「残念なのは、ご飯が“さしP”の顔をくずしていく感じがして…」という声には、指原も『嬉しいが申し訳ない』という複雑な表情を見せたのである。話題性だけでなく、商店街の方の心がこもったお弁当だけに味も好評のようだ。

この“さっしー弁当”は今後、みのしま商店街で予約を受けて販売する予定とのことだ。お弁当をきっかけに人が訪れて、商店街もこれまで以上に盛り上がることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)