エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「底が浅い」「声がデカイだけ」苦境に立つ、ノブコブ吉村。もう“破天荒”だけでは勝負できない?

お笑い芸人の吉村崇(平成ノブシコブシ)をよくテレビで見かけるようになったのは、今から約2年前からだろうか。「自分は“破天荒”キャラという竹槍1本だけで、今まで勝負してきた」と、胸を張る吉村。だがその竹槍だけでは、そろそろ戦いに勝てなくなってきたことは本人も分かっているようだ。

同郷で吉本芸人の先輩であるタカアンドトシが平成ノブシコブシの行く末を心配し、辛口のアドバイスをしたことがある。「今の吉村は最初に“バン”って出て行って、ウケない方で成立させているのが多い」とし、ちゃんとオチをつける“正統派の笑い”で勝負するようにしないとそう遠くない時期に潰れてしまう-と警告していたのだ。それは今年の5月のことだった。

12月7日深夜放送の『ふわふわトーク こんな感じでどうですか』(フジテレビ)でも吉村は尊敬している有吉弘行から、「底が浅いんだよ」と厳しい指摘を受けている。「売れ始めてからこの2年間、全くレギュラーが増えない」と吉村はこぼした。売れ始めると順当に、レギュラーが増えて行くものだと思っていたのだ。しかしテレビが2本ラジオが1本、この状態が続いているらしい。そのレギュラーの中でも、人気番組『ピカルの定理』では同期でライバルのピースと、渡辺直美の出番が増えるばかりだと話す。有吉は「(吉村は)単発なら使えるけど、続けて何回も使おうとは思わないんだよ」と、番組スタッフの声を代弁した。その言葉を聞いた吉村は、すがるような目で有吉を見つめていたのだ。

また12月11日放送の『リンカーン』(TBS系)では松本人志(ダウンタウン)から、「声がデカイだけ。何も内容のあることは言っていない」とストレートな評価を受けていた。最近はタレントの鈴木奈々とキャラが被っているとまで言われる吉村。だが鈴木とは求められている立場が、全く違うはずである。

来年は平成ノブシコブシそして吉村にとって、本当に大事な年になりそうである。幸運なことに彼は先輩芸人から可愛がられている。数々の先輩からのアドバイスをどう活かし、自分の芸に取り入れられるのか。来年は芸人として、成長した吉村が見られることを期待したい。
(TechinsightJapan編集部 みやび)