エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「五輪招致に協力して」。猪瀬新都知事が“鉄拳”にパラパラ漫画を依頼。

猪瀬直樹・新東京都知事が、テレビ番組『笑っていいとも!』に出演した。猪瀬氏は原発事故後に風評被害に遭っている福島県の温泉郷を支援していることや、東京五輪招致の話題をタモリにしゃべらせないほど熱弁したのだ。次のゲストに“鉄拳”が紹介されると、彼にパラパラ漫画で五輪招致の宣伝を依頼する柔軟な発想も見せたのである。

新東京都知事となった猪瀬直樹氏が12月25日に『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した。猪瀬氏によると実に22年ぶりの『いいとも』出演だという。花束が1つだけ贈られていたのでタモリが思わず「少なっ!」と口にすると、猪瀬氏は「原発事故以来、風評被害で客足が減ったんだよ」と花束の送り主について語った。

花束には『奥会津なでしこの会。温泉郷協議会』とあり、東京都民はその温泉郷に3000円で1泊できるのだ。「日帰りだと1500円。他にもいろいろな所を支援している。みなさんも行ってくださいね」と都知事は観覧客に呼びかけていた。福島第一原発からはほど遠く、東京と同じく安全な環境にある福島の観光地では客足が減っているために都民が行きやすいようにしているのだ。

猪瀬氏は、2020年のオリンピックを東京に招致する為の取り組みもまだまだ足りないと訴える。覆面アンケートをとった場合に、外国人が「やる」か「やらない」と答えるのに比べて、日本人は「分からない」や「やや、やる」といった曖昧な回答をしがちだというのだ。それが原因で他国に比べて支持率が低いと猪瀬氏は分析しており、「これからは『やる』に○をつけてください」と観覧客に頼んでいた。

都知事は“100分のXアンケート”でも「五輪招致のバッジを持っている人が1人はいるだろう」と胸につけたバッジを見せて質問したのだ。すると3人が持っていると答えたので、「良いね!」とご機嫌だった。彼が「このバッジは後で全員にプレゼントするから」と伝えると、観客も大喜びで歓声が沸いたのである。

最後にお笑い芸人・鉄拳が次のゲストとして紹介され、猪瀬都知事が電話で話した時だ。「僕も小学校の時に教科書でやっていたよ!」と猪瀬氏は話を切り出した。鉄拳がドラマティックなパラパラ漫画でブレイク中だと知っていたのである。タモリも「知ってるんですねえ! 鉄拳を!」と彼の情報力に感心していた。

しかも、猪瀬氏は「オリンピックの招致活動に、オリジナルで協力してもらえるかな?」と鉄拳にパラパラ漫画を依頼した。「やりますよ、パラパラ漫画!!」と鉄拳も興奮気味に答えたのである。

他にも猪瀬氏は「12月から都内の地下鉄はほとんどでメールが使えるようになり、震災などで電車が止まって真っ暗な中でも自分の所在を知らせることができる」と説明している。彼が副都知事の時から進めてきたことだ。まだまだその頭には様々なアイデアが詰まっているのだろう。これから新都知事としての活躍を期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)