11日、ラスベガスのベネチアン・ホテル内にある「マダム・タッソー蝋人形館」に、新しく“マドンナ”のフィギュアが登場した。似ている? 似ていない?
「マダム・タッソー」と言えば、確かな目と腕による緻密な作業で、セレブにそっくりな実物大の人形をいくつもこしらえて来た歴史ある蝋人形館。世界の大都市に点在しているが、記者の目にはロンドンで見た“モーガン・フリーマン”が最高傑作で、またどの土地で見ても残念な印象を抱いてしまうのが“ブラッド・ピット”である。
こちらでも、「マダム・タッソー」にお目見えした新しい蝋人形については度々お伝えしており、2010年春にご紹介した“ロバート・パティンソン”は好評だった。だがその後“レディー・ガガ”、“アリシア・キーズ”、“テイラー・スウィフト”、“ジャスティン・ビーバー”と進むにつれ、どうも「ソックリ!」という歓声が減少している気がする。
では、ラスベガスの「マダム・タッソー」に11日にデビューした“マドンナ”はいかがであろうか。厳しく評価すると、またしても「うーん残念」という気がしないでもない。本人の鼻はもう少し先が尖って長く、眉頭がゲジゲジと立っている。メイクについても、上瞼だけに強いアイラインを塗って、唇には真っ赤な口紅でハートを描くように塗るべきであったように思う。
首や顔にシワがなさすぎる、髪の量や質が若すぎる、指がキレイすぎるなどは、万が一にも本人が見に来た場合に備えてのご愛嬌、許されるべき「オマケ」であろう。それにスキッ歯が少しだけ見えているこの笑顔はGood。これこそマドンナのチャームポイントであり、やはりこの人形は“マドンナ”以外の何者でもないと言えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)