エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】「ドランク・鈴木のTwitter炎上」から。有吉が分析する“現在のテレビ視聴者像”。

ドランクドラゴンの鈴木拓(36)が、7日放送の『逃走中』(フジテレビ系)に出演した際に途中リタイアし賞金を得たことで、「番組を盛り下げた」と多くの視聴者から非難を浴びた。その後、鈴木のTwitterには“苦情の嵐”が多数つぶやかれ、最終的にTwitterを閉鎖する事態となった。この騒動についてTwitterフォロワー数国内第2位のタレント・有吉弘行が語り、騒動から見た“現在のテレビ視聴者像”を分析した。

14日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で有吉弘行はこの騒動に触れ、開口一番「しょうもない」と吐き捨てるようにいった。

以前、有吉自身も『逃走中』に出演し“自首”をしようとしたが、捕まってしまった経験がある。これはルール内の行為であり、鈴木拓も有吉同様に姑息なキャラとしての役割なのだから、“自首”のルールを利用して笑いを取るのは当然のことだという。こういうキャラが自首をし、「もう番組には呼ばれない」と落ち込み、久しぶりに再度呼ばれ「また自首をする」。そこに壮大な笑いが生まれるはずだ。彼は非難した視聴者を、「頭が悪い」と毒を吐いた。

しかし、有吉は「逆に言えば」と続けた。こういったバラエティ番組でも、スポーツのように真剣に視聴している人が多いことが証明できたという。例えば、バラエティ番組内で感情を露わにし、涙でも流せば真剣に「いい人だ」と思ってくれる。有吉は「今から涙の準備でもしておこう」と皮肉交じりに語った。

一旦は“頭が悪い”と非難した視聴者であっても、“お客”なのだから“お客”に合わせてテレビ番組を提供していかなくてはならない。お笑い界の酸いも甘いも知っている有吉らしい、毒舌たっぷりの聡明な分析に思える。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)