エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「声が魅力的な男性が好き」。中島みゆきがラジオ番組で心の内を語る。

シンガーソングライターの中島みゆきがラジオ番組に出演して、新作や歌詞への思い入れについて語った。ラジオパーソナリティとして人気のある彼女だけにゲストながらも軽妙なトークを聞かせてくれたが、その内容は歌詞へのこだわりなど興味深いものとなった。

デビューして37年目となる中島みゆきだが、10月17日放送のラジオ番組『坂本美雨のディアフレンズ』にゲストとして登場した彼女は年齢を感じさせないはじけるような声だった。10月24日には、1年ぶりとなるアルバム「常夜灯」と収録曲からシングル「恩知らず」がリリースされる。番組では新曲「恩知らず」を聴きながら、歌詞について話題が進んだ。

中島の歌詞はラブソングでもありメッセージソングでもある。女性心理の奥底を歌いこんだ暗い印象の作品が多いが、現実的で心に響く内容が多くのファンから支持される理由だろう。彼女は「他人の話を聞いて、それをもとに歌詞を書いたことはない」という。「日記という形でもない」が、自分の経験にもとづいて歌詞を作っていくというこだわりがあるのだ。

「だから、私の歌詞に“亭主”なんて出てこない。結婚したらそんな歌詞ができるかも?」と笑い飛ばす中島に、ラジオパーソナリティの坂本美雨が「好きな男性のタイプは?」と思い切って尋ねてみた。

かなりの近視だという中島は、「イケメンだと思って近づいてみたら大違い」ということが多いので見た目は気にしなくなったという。「声が魅力的な男性が好き」な彼女は人ごみを歩いていても「素敵な声」が耳に入ってくると、どの男性の声か気になるほどだ。

日々の心がけについて、中島は「感謝を忘れないようにしたい」と話す。「特にご先祖様には感謝したい。私はひとりで生きているわけでなく、これまで先祖が積み上げてくれたものを消費している。消費するだけじゃいけないんだけどね」と、歌えるのも先祖のおかげだと語った。

実は、坂本美雨は中島みゆきを敬愛するファンである。「初めてみゆきさんのライブを観たとき人生が変わるくらいの衝撃を受けたんです。表情が変わってしまうくらい号泣しました」と、彼女は本人に会えて興奮しながら明かしていた。こうして中島から何かを受けとるファンは数知れないだろう。決してご先祖様のくれたものを「消費するばかり」ではないのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)