今年2月に逝去した歌姫ホイットニー・ヒューストン(享年48歳)の遺児ボビ・クリスティーナ・ブラウン(19)は、約10年もの間“実の兄妹”のごとく共に育った男性ニック・ゴードンさん(22)と婚約。「近親相姦だ!」とメディアにおおいに騒がれ親族も困惑しきりのようだが、本人たちは「そのような関係だと言われる筋合いはない」と完全否定している。
ホイットニー・ヒューストンの急逝後、世間の注目を最も集めたのはボビ・クリスティーナ・ブラウンとニック・ゴードンさんの“不思議な関係”であった。ニックさんがホイットニー邸に身を寄せのたのは12歳の時のことで、その後長年母娘と同じ屋根の下で暮らしていたニックさん。ホイットニーの逝去後に巻き起こった「ボビ・クリスティーナと恋愛関係に発展しているのでは?」というメディア報道は完全に否定。しかし、「ホイットニーの死で絆がより深まっただけ」などと言いながらも交際を続け、ついには婚約まで成立させたのだ。
そんな“兄妹”の関係はやはり不思議。祖母をはじめ親族も「大賛成!」とは言えないままでいるが、一家のリアリティ番組『The Houstons: On Our Own』では「近親相姦なんかじゃない」と2人が宣言。ニックさんがホイットニー邸に身を寄せる前からニックさんと親しかったというボビ・クリスティーナは、同番組で以下のように語っている。
「ずっと前は親友同士だったの。そして今、アタシは彼に恋をしているわ。」
「別に何でもなかったのよ。なのに“それは近親相姦だ”なんてみんなに言われてしまった。そんなことないのに。」
またニックさんも「僕は養子になったわけじゃない。ボビ・クリスティーナの血のつながった兄貴でもないよ」と断言。「みんな誤解してる。近親相姦なんかじゃないって」とも語るニックさんは、ボビ・クリスティーナと共に親族の理解を得ることに必死のようだ。
血のつながりも、法的な家族関係もないボビ・クリスティーナとニックさん。ホイットニーの財産をめぐる遺言状に残されていたのはボビ・クリスティーナの名前のみだったという報道もあり、ホイットニーがニックさんを可愛がりつつも“我が子”としては考えていなかった可能性も高い。これらを踏まえ「兄妹じゃないんだから良いのでは?」という報道も目立ってきたが、2人を子供の頃から知る親族の心境はやはり複雑。「おめでとう」と2人の婚約を笑顔で祝福できるようになるには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)