エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「見慣れるから大丈夫」。“滝に打たれる姿が汚い”と映像をカットされた芸人を励ます、ほんこん。

お笑い芸人として生きて行くには、個性的な容姿も大事な武器となる。ほんこんも、“一度見たら忘れられない”といわれる容姿の持ち主。今やお笑い芸人としてだけではなく、役者としても活躍している人気者である。

お笑い芸人のほんこんといえば、吉本「ブサイクランキング」で最初に殿堂入りした人物だ。そのほんこんをゲストに迎え“史上最恐!?強烈ビジュアル芸人”が集合したのが、10月5日深夜放送の『くせになるややこしさ ブラックマヨネーズのハテナの缶詰』(読売テレビ)である。ほんこんの他にも、強烈なビジュアルの3人の芸人がスタジオに呼ばれていた。

その中の1人、ピン芸人の三浦マイルドが“本当にあった怖い話”として紹介したのが、ある番組で「ヒッチハイクしながら滝に打たれる」というロケの実話であった。三浦は頭頂部が縦にハゲており、少しだけ前髪が残っている。目鼻立ちの存在感が薄いためか、どうしても頭部に目がいってしまうのだ。

そのロケの目的は、各所で“滝に打たれる”シーンを撮ることだった。しかしテレビに流された映像はヒッチハイクの場面や滝に向かって斜面を登る姿ばかり。肝心の滝に打たれているシーンは動画ではなく写真だったのだ。自分のリアクションが悪かったのかと思った三浦は、番組のディレクターに映像が使われなかった理由を聞いた。悪いところがあるなら、今後のために教えて欲しかったからだ。

だが、理由は意外なものだった。撮影した滝がある町の行政機関から、「“滝に打たれている(三浦の)姿が汚いから、放送しないでくれ”とお願いされたから」だという。「どういうことやろな?」とムッとする、ほんこん。三浦は「僕はこの世界で生きて行けるのか」と本気で悩んでいるらしい。

ほんこんは自分も最初は「何やねん、コイツの顔」などと言われたが、時が経てば見慣れてくるから大丈夫だと三浦を励ます。ほんこんも後に吉本に入ってきた、千原せいじ(千原兄弟)や隅田美保(アジアン)には最初ビックリしたそうだが、今はもう慣れてしまったと話す。

初めは驚かれても、何度も表舞台で活躍すれば見ている方も見慣れてくる。個性的な容姿に負けないように、やはり本業の腕を上げなければならないのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)