エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「やっとジャニーさんに勝った!」。堂本光一が『徹子の部屋』で13年目の舞台を振り返る。

ジャニーズのミュージカル『SHOCK』は堂本光一が座長を務めて今年で13年目の公演となった。彼がゲスト出演したテレビ番組『徹子の部屋』で、舞台の様子を紹介した黒柳徹子は彼のパフォーマンスを絶賛したのだ。特に舞台の見どころのひとつ“階段落ち”は体を鍛えた者でなければケガをするほど危険なパフォーマンスである。黒柳もそんな堂本光一の鍛えられた体に「筋肉が凄いのね」と興味津々だった。堂本光一によるとその“階段落ち”に挑もうとする彼に対して、ついにジャニー社長が口を開いたというのだ。

「ちょうど20歳ではじめて、今年で13年目になりますね」と堂本光一がこれまでのミュージカル『SHOCK』の公演を振り返った。今年の公演は4月30日に終了しており、10月3日の『徹子の部屋』に出演した光一は、少し過去の事を思い出すように今年の公演について語ったのである。

ミュージカル『SHOCK』では“フライング”で光一が宙高く舞い踊るパフォーマンスが圧巻だが、それには2パターンがありワイヤーアクションによるものと、ワイヤーも命綱も無い状態でカーテンを腕でつかんで飛ぶものがあるのだ。光一は「カーテンで飛ぶ時は腕だけで体を支えるのですごく筋力がいる」という。一方でワイヤーで飛ぶときは「バランスが大切なので腹筋とかを使う」と説明した。

ビデオで“フライング”のシーンを観た黒柳徹子は「ホントに凄い! あなたは上海雑技団を超えたわね」と興奮すると「腕の筋肉とかやっぱり凄いんですか?」とお決まりの筋肉チェックを試みるが、光一は気づかなかった。

舞台では“階段落ち”という長い急な階段を甲冑を着た光一が一気に転げ落ちるシーンがある。黒柳も半分顔を背けながら観ていたほど激しいアクションなのだ。

光一は「この“階段落ち”は僕がやりたいと言い出した」と話し出した。危険が伴う為に演出をするジャニー喜多川社長でさえも「やめておいたほうがいい」と躊躇したのだが、光一なりにやり方を工夫して毎回やり続けているのだ。

「ジャニーさんから誉められたことがない」と堂本光一は常々話している。以前彼がジャニー社長の隣に座ってV6のライブを観ていた時に、メンバー全員がそろって移動する際に岡田准一だけが逆方向へ走り出したのだ。「岡田間違ったな…」と光一が思っていると、隣にいたジャニー社長が「なにあれ! 岡田カッコいいよ!!」と感心したのだ。「僕なら、『ユー! 最悪だよ』って言われてただろうな」と光一は考えたという。

だが舞台で“階段落ち”をやろうと提案した光一に、ジャニー社長が「ユー! そこまでやんないでいいよ!」と心配してくれたのだ。「やった! やっとジャニーさんに勝った!!」とそのとき彼は心の中で喜んだのである。

堂本光一にとってそんな思い出もあるミュージカル『SHOCK』は来年2月からの“主演1000回記念公演”が決定している。「ジャニーさんの想いを僕らも実現していきたい」と光一も意気込みを語っていた。

ところで同番組のエンディングでは黒柳徹子がゲストに無茶ぶりすることがある。この日もついに、「あのっ、筋肉って触るとわかるの?」と終了寸前に言い出して、「どうやったらいいんですか?」と光一を慌てさせたのだ。黒柳は彼の二の腕を触って確認すると「柔らかい筋肉なのね」と意外そうに感想を漏らした。「力を入れると硬くなる筋肉の方が良いんです」と光一が説明すると、「凄いわね!」と納得していたのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)