恋人キム・カーダシアンを“ビッチ”と表現し、波紋を広げていたラッパーのカニエ・ウェスト。また新たな火種が勃発した。他のシングル曲に、彼はもっと強烈な言葉を並べていたのだ。
ようやく落とせた愛しい女性だというのに、キム・カーダシアンに捧げるために『パーフェクト・ビッチ(Perfect Bitch)』なる曲を書いてしまったカニエ・ウェスト(35)。世間の批判を浴びた結果、「Bitchってそんなに悪い言葉だっけ? 使わない方がいいかな」とTwitterでフォロワーに問いかけるなど、突然弱腰になっていた。
カニエも「ラップにはダーティな言葉が付きもの。俺も時には録音したものから悪い言葉を削除する」と認めており、今回の件に懲り、あるいは反省し、2度とキムを自分のラップに引っ張り出すことはしないだろうと人々は思ったものである。
だが違った。カニエの新アルバム『Cruel Summer』からシングルカットされる“Clique”という曲が発表され、YouTubeでも聴くことができるが、そこで彼は“”Break records at Louis. Ate breakfast at Gucci.My girl a superstar all from a home movie.” と歌っているのだ。
ビッチ騒動の後にこれ、“僕のカノジョはホームムービー界のスーパースターさ”とは驚いた。何しろ人々が知っているキム主演で大ヒットしたホームムービーと言えば、元彼レイ・ジェイとのセックステープ以外ない。キムの両親も“ビッチ”騒動にかなり怒っており、この曲をリリースして本当に大丈夫なのか心配になる。
ちなみに歌詞にはその後、多くのラップがそうであるように脈略の無い単語が次々と登場する。アン・アメリカン・アイドル、エッフェル塔、CIA、マイバッハなどカニエ自身には関係があったり、なかったり。ただしカニエは、人々がその“My girl”をキムと解釈することを忘れてはならなかったはずである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)