エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「お母さん(坂口良子)は可愛かったのに」。杏里(21)の苦悩。

女優の坂口良子(56)の長女・杏里(21)は、4年ほど前からタレント活動を始めた。だが、クイズやバラエティ番組などで“珍回答”や“珍発言”を連発し、すっかり「おバカキャラ」として扱われるようになってしまった。おまけに美人女優を母に持った娘は、大きな悩みも抱えていた。

坂口良子は、「ミスセブンティーン」オーデション1971年のグランプリ受賞をきっかけに芸能界入りした。現在のコンテストはファッション雑誌『Seventeen』の専属モデル選出のためのオーデションになっているが、1986年までは芸能界への登竜門として10代の少女らから熱い注目を集めていた。

まだまだ知名度が低い杏里は、母親と一緒に番組へ呼ばれることが多い。すると母親が若い頃に出演していたドラマを見ていたスタッフらから、必ずこう言われるという。杏里の顔をまじまじと見ながら、「お母さんは可愛かったのにねぇ」。

あまりにも何度も言われるので、“私は可愛くないのかな”“ママの本当の娘なんだろうか”と悩むことが多くなってしまったという。その上番組では「おバカキャラ」として扱われるので、一緒に出演する母親に対して杏里は「ゴメンね」と心の中で詫びていたそうだ。

杏里は中学時代の成績表で“オール1”をとり、母・良子の逆鱗に触れたとされる。だが母親も実は勉強嫌いで、学生時代の成績表は1か2ばかりだったそうだ。母親曰く「娘の成績が悪いことは気にならなかったが、(自分が名の知れた女優だったので)母親として恥ずかしかった」と、娘を叱ったのは自分の体面を気にしてのことだったと明かした。母親も成績が悪かったことを知った杏里は、“自分がおバカなのは、母親の遺伝もある”と安心したらしい。

杏里は早く母親の手を借りずに、タレントとして一人前になりたいと願っている。だが母親と出演したこの日の『Oh!どや顔サミット』(テレビ朝日系)(8月31日放送)で単独グルメレポーターに初挑戦したが、最高級牛肉の“霜降り”を「スジがいっぱいのお肉」と表現するなど散々であった。どうやら母親を安心させるには、まだまだ時間がかかりそうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)