当時14歳だった少年を誘惑し、性的関係をもった主婦をこの少年の家族が訴え、裁判が行われた。主婦は少年が距離を置くようになると「こどもができた」などの脅迫めいたメールを送り、関係の継続を迫っていたという。
自由時報が伝えたところでは、事件の発端は一昨年の夏休み。中学生の娘と一緒にバスケットコートを訪れた主婦(当時35歳)は、身長約180センチのスラリとした少年がコートを駆け回る様子に目を奪われ、簡単な会話を交わした。数日後、少年を誘い出した主婦はモーテルで性的関係をもったということだ。
少年によれば、初めての関係から一週間後、再び主婦から誘われ別のモーテルに行き、2度目の関係をもった。そしてさらに1か月後、最初と同じモーテルで3度目の関係をもったそうだ。
しかし、次第に主婦の独占欲の強さに息苦しさを感じるようになった少年が主婦からの連絡を拒絶するようになった。それに激高した主婦は、「おめでとう、赤ちゃんができたよ」「旦那は自分の子じゃないって気付くはず」といった内容のメールを送り、これまでの関係を続けるよう約1年にわたり迫った。翌年7月、再び主婦に迫られ性交渉を行った少年は、主婦が本当は妊娠などしていなかったことを知ったそうだ。
その後、電話料金が急激に増えたことを疑問に思った両親が少年を追及し事実が明らかになった。少年の両親は執拗な主婦からのメールを見て、訴えることを決めたという。
裁判で少年は、初めの性交渉は合意の上だったが、後の3回は脅迫されたと話した。これに対し主婦は「メールは冗談だった」、「なんでそんなことを言ったのか分からない」と事実を否定している。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)