ファンか暴漢かを瞬時に見極めるボディガードもなかなか大変な仕事であるが、そのような時にもしも彼の虫の居所が悪かったりしたら…? このほど、レディー・ガガに偶然遭遇したかのような1人の観光客風の中年男性が、サインを求めて大変な目に遭った。
ファンをそれは愛し、ツーショットにもサインにも応じるなど“リトル・モンスター”たちへのサービスに一生懸命なレディー・ガガ。だがこのほどルーマニアのホテルで、仕事に向かおうとするガガにサインを求めた中年男性が、彼女のボディガードによる執拗ともいえる暴行に遭った。
ガガはその時2名の男性ボディガードを伴っており、滞在先のホテル正面玄関の自動ドアから外に出ようとしていた。するとすぐ横にある回転扉から1人の観光客風の中年男性が飛び込んで来て、ガガにノートとペンを渡し、サインを求めたところで強烈な「ガツン!」。ボディガードはその男性を張り倒し、頭をつかんで床に羽交い絞めにした。
今、YouTubeでもその現場を捉えたビデオを確認することができるが、これはいつになく「やり過ぎ」。その様子にガガの体は一瞬強張りを見せ、しばらくして立ち上がったその男性の表情には激しい怒りが。法的措置に訴えることは十分に予想される。ドアマンの制止にあっていないことから、そのホテルの宿泊客である可能性も否めない。
“訴えられそうになったら顧客(セレブ)が示談金を支払ってくれる。俺たちは単純にいかつく気性が荒いくらいでいい”と考えているボディガードは多いようだ。だがそのような考えだけで動くのでは、彼らこそただの暴漢になりかねない。“危ない人間か否か”を瞬時に見抜ける勘、嗅覚をもう少し磨いた方が良いと言わざるを得ない例がままみられる。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)