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writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】「CM前の数秒間が勝負」。南キャン・山里『笑っていいとも!』レギュラー獲得の秘策を語る。

いまなお日本のお昼を象徴する人気番組として君臨している『笑っていいとも!』。同番組のレギュラー獲得は、芸人として認められた証ともいえるだろう。その“芸人パスポート”を獲得するための秘策を南海キャンディーズ・山里亮太がラジオで語った。そこには、芸人たちの熾烈な戦いが隠されていた。

『笑っていいとも!』でのレギュラー獲得は芸人を志す人のひとつの夢だ。現在では自分の冠番組以外あまり出演しない、所ジョージやナインティナイン、ダウンタウンもレギュラーだった時代がある。そんな“芸人パスポート”ともいえる『笑っていいとも!』のレギュラー獲得への秘策を、南海キャンディーズ・山里亮太が『たまむすび』(TBSラジオ)で語った。山里は、過去2005年から2年間レギュラーを務めた経験がある。

バラエティ番組では、番組本編からCMへ入るタイミングがとても重要だと山里はいう。そのタイミングが視聴者の「つまらない」、「面白い」の印象を左右するという。当然、芸人の腕が試される。スタッフから「あと30秒でCMに入りたい」という指示がでる。すると20秒くらい前からトークをはじめ、笑いのピークをCMに入る直前にもってきて観客を笑わせ、CMに入る音楽が鳴る。これがベストのタイミングなのだという。

時間が決められている生放送ではこの役割はさらに重要になる。『いいとも』では、レギュラーに就任する前に、“テレフォンショッキング”などのコーナーでゲストとして呼ばれることがあるという。その時に、何度“CMきっかけ”を作れたか、これによってスタッフの印象が変わってくる。この「CM前の数秒間」芸人たちは、笑いの取り合いになるのだそうだ。

放送開始から30年が経とうとしている『笑っていいとも!』。現在レギュラー出演している芸人たちは、みな小さい頃から『いいとも』を観て大きくなった。“打ち切り”の噂も囁かれるなか、このような番組がなくなってしまうのは芸人でなくとも寂しいものだ。ぜひともお昼の長寿番組の看板は掲げ続けてほしい。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)