モデルでタレントのマリエがテレビ番組『ライオンのごきげんよう』に出演した。久々のバラエティ番組での出演が嬉しかったのだろう、マリエは「1年半ぶりにレインボーブリッジを渡って来ました」と笑顔で語った。彼女は約1年間の米国での大学生活にも触れたが、予想以上の日本との環境の違いに最初は驚いたらしい。だがやがて「友達がいっぱいだ」と感じることができて有意義に過ごせたという。
マリエがファッションデザインを学ぶために昨年から留学したパーソンズ美術大学は世界三大デザイン美術大学のひとつと称される名門だ。彼女が8月9日に放送された『ライオンのごきげんよう』で語ったところでは世界中から学生が集まり、米国の大学らしい国際的な環境のようである。
彼女が同大学への留学を思い立った時には周囲から「向こうではみんな年下だよ。大丈夫?」と心配されたという。ところが現地に行ってみると60歳のチリ人の女性をはじめ年長者ばかりで、25歳のマリエが最年少だった。しかもスペイン、ブラジル、中国、アフリカ…といった世界各国の人々が学びに来ているのだ。
さらに教授が英語をうまく話せないのには驚いた。よく分からずに何度も聞き直す必要がある授業もざらなのである。デザインの教授だけに本場スペインやフランスなど英語圏以外の出身者が多いのだ。
そんな中でマリエが嬉しかったのが同級生がみんなよく着替えることだった。彼女は「私は日本で1日に4回とか服を替えていたので自分でも“おかしな子”だと思っていた」という。ところが大学の生徒達は授業ごとに服を替えておしゃれを楽しむような者もいて、「友達がいっぱいだ!」とマリエもワクワクしたのである。
彼女は今回の留学で10科目を終了したが本来は2年かかるところを1年で学んだ。その為に彼女は大学が24時間開いているので夜中も学校で自習したという。「夜のタイムズスクエアを見ながら、ミシンをカタカタかけたりしてました」との話からも、相当集中して勉強していたことが分かる。
1年間の大学生活でマリエが最も驚いたのが「生まれて初めて緊張した」という出来事だ。これまで日本の芸能界で大先輩と仕事してもなぜか緊張した経験がないという彼女だが、「マーク・ジェイコブスさんやアナ・スイさん。ダナ・キャランさんが目の前に現れた時は『写真撮っていいですか?』しか言えず、何もできなかった」そうだ。
米国の一流デザイナー達に会えて、さすがのマリエも緊張でまともに口もきけなかったのである。しかし『ごきげんよう』のスタジオでは「本当に申し訳なくて謝らないといけない」と前置きしつつも、司会の小堺一機や共演していた細川茂樹、稲川淳二という大先輩を前に「緊張したことがない」と言い切るところがマリエらしい。
タレントとしてのマリエは、このさりげない毒舌が魅力のひとつなのだ。この1年でハーフタレントの躍進が目立つことからマリエの復帰を心配する声も聞かれるが、いつもの“マリエらしさ”を出せれば大丈夫なのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)