イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】シャロン・オズボーンが人気番組『America's Got Talent』から去ることを決意。その驚きの理由とは?

超人気番組『America’s Got Talent』の審査員の座に留まるか否か注目されていたシャロン・オズボーン(59)が、ついに番組を去ることを決意した。「その理由はNBC局の息子に対する差別である」と明かしたシャロンだが、その驚きの言い分にNBC側も反論している。

人気番組『America’s Got Talent』のジャッジとして人気を博してきたシャロン・オズボーンが、ついに番組を去る決意を固めた。制作局NBCから残留を依頼されていないことも明かしていたシャロンだが、『New York Daily News』紙の取材に対し“決断を後押ししたのは、息子ジャック・オズボーン(26)に対する同ネットワークの差別扱いである”と告白、番組との決別をついに表明した。

こちらでもお伝えしてきたとおり、ジャックは今年「多発性硬化症」という神経障害の難病を患っていることが判明。視力が一時かなり低下したこともジャック本人が明かしているが、その病気を理由に話題のリアリティ番組『Stars Earn Stripes』への出演の話を白紙に戻されてしまったのだという。同リアリティ番組は、かなり過酷な演習や任務に特殊部隊経験者とセレブが体を張って挑むという大変ハードなもの。制作サイドが「病気のジャックにはキツすぎる」と判断してもムリはないのだが、これに対してシャロンは以下のように述べ、怒りをあらわにしている。

「これは差別よ。やり方が悪いわ。もう(『America’s Got Talent』から)ムーブオンする時期だわね。」

一方、同番組でプロデューサーを務めるデヴィッド・ハーウィッツ氏は“ジャックと話し合いはしていたが、出演を正式に決定していたわけでは決してない”と反論。これに対しシャロンは契約には至っていなかったことを認めつつも、“口頭で話はまとまっていた”として逆反論を展開している。さらにシャロンはハーウィッツ氏からジャックにメールがあったこと、その中に「過酷な番組撮影はジャックにはキツすぎる。出演の話を進めることはできない」と書かれていたことも明かしている。これを受けジャックは番組に出られるのなら保険の支払いを自ら負担することも申し出たというが、結局この話は流れてしまったそうだ。

ショービズの世界では契約が全て。それが存在していなかったこと、さらにジャックが難病を患っていることを考慮すれば、過酷な内容を売りにした番組に出演する話がまとまらなかったことは“当然の流れ”という声が多い。だが一方でシャロンとジャックに同情する声も多く、ファンらの間に大きな波紋を広げている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)