日本テレビによる『24時間テレビ35』でメインパーソナリティーを務めた嵐の二宮和也が、ロックバンド・THE ALFEEとともに演奏するサプライズがあった。ギタリストの高見沢俊彦が二宮に対して突然、一緒に弾かないかとエレキギターを差し出したのだ。
8月25日から26日にかけて行われた『24時間テレビ35 愛は地球を救う』。2日目の午後、メイン会場となった日本武道館に人気ロックバンドのTHE ALFEEが登場した。THE ALFEEのメンバー3人がそろってテレビに出演するのは最近では珍しいことだ。
ヒット曲の『星空のディスタンス』を演奏する前に高見沢俊彦が自分のギターとは別にもう1本エレキギターを取り出して見せた。彼は「ここにギター持ってきたんだけど… ニノ… 一緒にやらない?」といきなり二宮和也に提案したのである。
もちろん高見沢は二宮がギターを弾くことを知っているから提案したのだが、二宮は唖然としてしばし返事ができなかった。突然ベテランバンドのTHE ALFEEが一緒に演奏しようというのだから戸惑うのも仕方ないだろう。横からは嵐の松本潤が嬉しそうに二宮に返事を促した。
そんな二宮が決心したのは、高見沢が「ちゃんと弾けたらこのギターやるよ」と言ったためだ。そのギターはギブソンのレスポールでありギタリストには憧れのエレキギターだったのだ。「えっ! やります! やります!」と二宮も急に俄然やる気になっていた。
THE ALFEEと二宮和也による『星空のディスタンス』が始まると二宮の前には譜面台が置かれており、それを見ながら二宮は真剣に弾いていた。ギターの音量は高見沢の方が大きく、二宮のカッティングはどうしても聞き取りにくかった。それでも高見沢がリードギターのフレーズを弾く時は二宮のギターも鳴っており、2人でツインリードギターで弾いた時は感動的でさえあったのだ。
ハラハラしつつも目立ったミスもなく曲を終えると、進行の羽鳥アナが二宮の演奏の出来ばえとギターの行方を確認した。高見沢は「もちろん!」とギターをプレゼントすると、「今度また武道館で共演したい」と二宮をライブに誘っていた。「これで俺も、アルフィー(の一員)だなって思っています」と二宮和也も達成感に浸っていたのである。
今回の『24時間テレビ』では武道館で嵐によるパフォーマンスが数多く行われ、武道館の観客も盛り上がっていたようだ。なかにはこうしたサプライズも工夫されており、嵐はメインパーソナリティーとして進行とエンタテインメントの両面で大活躍だった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)