参議院議員の三原じゅん子氏が、先日公表されたハーバード大などの研究グループによる『低炭水化物ダイエット』の発症調査についてブログで見解を述べている。自身もダイエットに取り組む彼女だけに他人事ではないのだ。
7月8日に読売新聞で報道された「低炭水化物ダイエットご用心…発症リスク高まる」という新たな調査結果は、ダイエットのあり方への警鐘となった。三原議員もブログ『夢前案内人』で、同日に早速この内容を取り上げている。
ハーバード大などの医学研究グループが発表した内容の概要はこうだ。炭水化物とたんぱく質の摂取バランスにより、心筋梗塞や脳卒中が発症する危険率の推移を1270の発症例をもとに調べた。すると“低炭水化物・高たんぱく質”の摂取量グループは他に比べて危険性が最大1.6倍高まったということだ。
“低炭水化物ダイエット”や“炭水化物抜きダイエット”として日本でもこのダイエット法を行う者は多い。三原議員もそのひとりで、「まさしく私は、ただ今“炭水化物抜きダイエット”中! この記事を読んでドキッとしました」と明かしている。もっとも彼女の場合はダイエット経験は長く、“炭水化物抜きダイエット”についても正しい方法で行っているはずだ。最後には、「バランス良くですよね、はい」と自らに言い聞かせていた。
“炭水化物抜きダイエット”については、管理栄養士などの指導をもとに正しく行うことで極端な炭水化物不足になる危険を回避できる。管理栄養士・健康運動指導士で株式会社エビータ代表取締役でもある浅野満美子氏は、『@niftyダイエット』で「完全に“抜く”よりも“少なくする”方法のほうが安全で効果的」と説明している。
そうしたことを踏まえても、今回発表された『低炭水化物ダイエットご用心』については気になるところだ。これからダイエット界でこの件に対する見解が聞かれるかもしれないが、三原議員も記しているように極端にならずにバランスを考えることに注意しておきたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)