今ではすっかり元気いっぱいのデミ・ロヴァート(19)も、2010年には代理人による「彼女は精神面で不安定。ここでしっかりとした治療が必要」という声明発表と同時にリハビリ施設に入所。その後無事に復帰し、摂食障害や双極性障害を患っていたことを公言していたが、噂されていた自傷については多くを語らずにいた。そんなデミがこのたび人気誌『SELF』8月号のインタビューに応じ、自傷が事実であったことを認めた上で当時の心境を告白している。
「すごい不安を抱え込んでいた時期があったの。感情に見合うだけの何かを体にもしなければ、爆発してしまう。そんな気分だった。」
『SELF』誌8月号のインタビューに応じそう語ったのは、大活躍中の歌手、デミ・ロヴァートである。
「そんな気持ちから逃れるために、私は自分を切りつけていたの。どうなろうが、ちっとも気にならなかった。恐怖心は無かったのよ。」
その後にリハビリ施設に入所し、心身の健康を取り戻したデミは現状をこう説明する。
「時間を作って瞑想するようにしているわ。これまでの2年間というもの、私は摂食障害や双極性障害、それに自傷といった問題から立ち直るべく頑張ってきた。こういう問題には毎日向き合わないといけないの。」
そう告白する彼女には、最近になってようやく止めたことがあるという。それはなんと携帯電話の使用だといい、この3か月はその使用をきっぱりと断っているそうだ。
「部屋がシーンとしたとき、あなたならどうする? 携帯電話を手に取る、そうでしょう? でも今の私は腰を掛けて、いろいろな人たちと会話ができるわ。」
確かに手があくと無意識に携帯電話をいじり始める人は多い。携帯電話をいじることで無駄にする時間を、大事な人との会話に費やすことが出来れば精神衛生上も良さそうだ。
今もなお問題に向き合う日々が続いているというデミだが、試行錯誤しながらも問題だらけだった過去の状態に逆戻りしていないのは立派である。彼女の告白が、悩める多くの若者に「方向転換する勇気」と「パワー」を与えていることは間違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)