ネットニュースのコメント欄に1,500件を超えるコメントが寄せられ、異常な盛り上がりを見せている事件がある。ゴミ拾いをして歩く活動を行っている3人の女子大生が、ロックフェスの会場でビキニ姿の女性に「目障りだ」と罵られ、会場を追い出されたというニュースだ。

ゴミ拾い活動を行っているのは國立台北教育大学に通う3人の女子学生。学年も学科も違う3人だが、“ふるさとを美しく”という信念のもとに集まった。9日から活動を開始した3人は、12日までに台北市をはじめとする台湾北部の主要都市8箇所でゴミ拾いを行ったそうだ。洗濯かごを改良して作ったお手製のゴミ箱を背負い、路上脇や側溝近くのゴミを拾い集めた。

「えらいね」、「頑張って」と声をかけられることが多い彼女たちだが、嬉しいことばかりではなかったそうだ。11日、ロックフェスティバルの会場になっていた福隆海水浴場でゴミ拾いを行った際、同じ年頃のビキニ姿の女性に「目障りだから」と追い出されてしまったという。

このニュースが報じられると、コメント欄には「見た目がよくても虚しいだけ、心の美こそが本当の美」、「罵ったやつも一緒に拾ってしまえ」、「ポイ捨ての方がよっぽど目障り」といったビキニ女性への非難コメントが数多く寄せられた。

“夏休みを利用して何かをしてほしい”、そんな思いから3人は、Facebookのファンページを開設し、ゴミ拾いの成果や今度の予定を載せ、広く参加を呼びかけており、13日に開設されたファンページには、すでに21,000を超える「いいね！」が集まっている。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）