エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「夢のような時間でした」。“ゆび祭り”終えて指原莉乃が心境明かす。

アイドル10組、86人が参加した『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』が、6月25日に日本武道館で開催された。プロデュースした指原莉乃が、ブログでイベントを終えた感想を綴っている。直前にHKT48へ移籍という大きな出来事があった彼女にとって、今回の成功には言い尽くせない思いがあるようだ。

指原莉乃のソロデビューシングル「それでも好きだよ」で、特典のひとつとして『ゆび祭り』の応募券が付けられた。思えばそれがこの壮大なアイドルイベントの始まりだった。同日にシングルをリリースした乃木坂46との売上対決には敗れたとはいえ、指原にはこのイベントをプロデュースするという大仕事が待ち構えていた。その彼女がスキャンダルによりHKTへ移籍することになり、『ゆび祭り』の開催も懸念されたのだ。しかし無事に開催され、指原はいつもの元気でヘタレな姿で全力投球してくれたのである。

6月25日の23時過ぎ。『ゆび祭り』を終えた指原が、ブログ『指原クオリティー』でファンや関係者に感謝を述べている。レコード会社や所属事務所という壁をとっぱらって実現した、今回の祭りを体験した彼女は「好きなアイドルが(事務所が)違うみなさんが集まって、あんなに会場がひとつになるなんて…考えてもなかった」と感動していた。

「夢のような時間でした。みなさんのおかげです。アイドルファンの指原の夢を叶えてくださってありがとうございました!」とは、HKT48の指原ではなく根っからのアイドルファンである彼女の心からの喜びだろう。1枚の写真が掲載されているが、色とりどりの照明が輝くステージを、袖から見つめる彼女の背中からは感激する表情が見えてきそうだ。

祭りの翌日、26日に放送された『めざましテレビ』ではこの『ゆび祭り』の様子が紹介された。日本武道館前で入場を待つ人々の中では、ももいろクローバーZを応援する為にコスプレしたファンが目立っていた。しかし、ももクロ用のつなぎの下にはアイドリング!!!のTシャツが見え隠れしており、「どちらも推している」という。他にも、どのアイドルを推しているかは選べないという声が多く「“推し”は変えるものでなく増やすもの」との名言も聞かれた。

アイドルファンの間でも、気に入ればいくつものアイドルグループを応援しようという流れにあるようだ。そうした意味で『ゆび祭り』はタイムリーな企画だった。『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』を大成功で終えたばかりだが、すでに第二回の開催を望むファンは多いはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)