イタリア・ローマに旅行したら必ず寄るのが、かの有名なバチカン市国。カトリック信者に敬意を払い、服装には気を遣わなければならない所だが、女優ジェニファー・アニストンはそのことを知らなかったようだ。
カトリックの総本山で、ローマ教皇が暮らすバチカン市国。バチカン宮殿およびシスティーナ礼拝堂、そしてサン・ピエトロ大聖堂などはローマ市内とセットで重要な観光ポイントとなっており、ミケランジェロの「最後の審判」や、ラファエロの「アテナイの学堂」など、ルネッサンス美術に思いをはせることが出来る数々の作品に出会える場所としても人気である。
だがよその観光地や美術館めぐりと異なり、バチカン市国はあくまでもカトリックの聖地。ジーンズはOKだが、膝が出る半ズボンやミニスカートはダメ、上もランニングやタンクトップなどを避けるという規定がある。たとえキャミソールでも上からストールをしっかりと羽織れば良く、要するにナマ肌の露出が嫌われるのだ。
現在、ボーイフレンドのジャスティン・セローとヨーロッパ旅行を楽しんでいる女優のジェニファー・アニストン。パリからローマ入りし、中心地からもほんのちょっとというバチカン市国を訪れた。だがジェンは、ここの厳しいドレスコードの話を誰からも聞いていなかったのであろう。掟破りのノースリーブに膝上20cmというタイトミニのカットソーワンピースで、ナマ脚をニョキッと出して観光を楽しんでいた。
ジェンのそのスタイルが許可されたことに、驚きを隠せないといった顔の巡礼者や観光客。入場を管理する役人サンが、肌もあらわな美しいハリウッド女優を目の当たりにし、ほんの一瞬、職務のカンが狂ってしまったということか。カトリックとはなにかと衝突してしまう歌手のマドンナ、彼女が聞いたら大喜びしそうな話題である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)