09年6月に天国に召されていった最愛のダディ、故マイケル・ジャクソンもそれは心配しているのではないだろうか。忘れ形見である長女パリス・ジャクソンちゃんが、学校で激しいイジメに遭っていると告白した。
このほど人気TVホスト、オプラ・ウィンフリーのインタビューによる『Oprah’s Next Chapter』に出演したパリス・ジャクソンちゃん(14)。亡き父マイケル・ジャクソンに関しては、大きな愛情に包まれて育った幼少期の思い出、マスクをかぶって歩くことの恥ずかしさ、しかし子を案ずる父マイケルの深い愛情を後ほど痛いほど理解できるようになったことなどを、賢そうな口調で語ってはマイケル・ファンの気持ちを和ませた。
ただし、自分自身の話になるとパリスちゃんの表情は妙に引き締まって見えた。現在彼女は、エンシノの自宅から東に5kmのシャーマンオークスにある私立の名門「バックリー・スクール」に通っており、ソフトボール部にも所属しているが、陰湿なイジメに遭っているというのだ。
「私を嫌っている子はすごく多いの。嫌がらせ行為も多いんだけれど、そんなのはいつも成功するとは限らないわね。学校ばかりか、中にはネットでひどい言葉を使って私を誹謗中傷しようとする子も。そんなことをしてもあまり効き目はないのに。」
オプラはパリスちゃんに、“そんなのとても信じられないわ。普通の子ならあなたと親しくなってみたい、友達になりたいと思うものよ。なぜイジメなんかに遭うわけ?”と驚きを隠さない。“あなたは賢い子よ、話してごらんなさい? それって嫉妬からかしら”とパリスちゃんの返事を促した。
「もしかするとそうかもね、でも私にはよく分からない。もしも“友達のフリをしているだけかも”って疑わしく感じたら、その子はもうお断り、さっと離れちゃうわ。学校でもとんでもない悪口を陰で言われているんだけれど、私がその内容を知らないと思ったら大間違いよ。友達が毎回すべてを私の耳に入れてくれるんだから。」
余計なエネルギーを持て余すことがある、14歳という年齢。良家の子息令嬢ばかりとはいえ、意地悪な芽が妙に伸びようとする頃でもある。「あの子がこう言っていた、ああ言っていた」と友人がすべてをパリスちゃんに告げるというのも、親切というよりむしろ残酷な行為であるようにも思うが、そのくらいの年齢では仕方のないことか。
パリスちゃんがそうであるように、極端に優れた、あるいはうらやましくなる何かを持った子というのも、嫉妬からイジメのターゲットになりやすい。パリスちゃん自身、これを避けては通れない「いばらの道」として悔しくもイジメを受け止め、しかし天国のダディの名誉にかけ、絶対に負けないと気持ちを奮い立たせているのではないだろうか。
だがジャクソン家は、名門私立と言われるその学校にバカ高い寄付金と教育費を収めながらパリスちゃんを通わせているのだ。オプラの番組ということもあり、職員の多くがこの番組を見たことに期待し、即刻パリスちゃんイジメの解決策を練るようお願いしたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)