SMAPは8月の新作アルバムリリースや5大ドームツアーの開催発表と、今年の活動もますます盛り上がっている。そんなメンバーのエピソードを中居正広がテレビ番組で明かしたが、稲垣吾郎にそんな一面があるとは意外だった。
ジャニーズのアイドルグループSMAPが結成する以前には、先輩である光GENJIのバックダンスグループ“スケートボーイズ”のメンバーだった。中居正広が6月24日に放送された『笑っていいとも!増刊号』で語ったのは、デビュー当時にSMAPとして光GENJIのバックダンサーを務めていた頃のエピソードである。
ライブでは、主役である光GENJIの動きにあわせてSMAPメンバーは「ここでピタッと止まって」と指示される。曲のフレーズで一斉に止まることでキレが出るのだが、なぜか「止まれというのに止まらない」のが稲垣吾郎だというのだ。
中居が具体的に例を挙げたのは、横浜アリーナでのライブだった。360度の外周を光GENJIがローラースケートやスケボーで滑る大掛かりなステージだ。ライトが一瞬に暗転すると、“かーくん”こと諸星和己がソロでスポットに照らされ滑りながら歌う場面があった。その時、他のメンバーはもちろんのことバックのSMAPもピタッと止まっているはずが、稲垣吾郎だけは動いていたのだ。「稲垣くんだけ、毎回止まれないんだよね」と中居は振り返る。全員が動きを止める中で「両手をあげて客席に振って飛び跳ねている」というほどだ。
そんなことがあると連帯責任としてSMAP全員が注意されることから、中居もリーダーとして稲垣になぜ止まれないのかを尋ねた。すると彼は「『今だ! 今がチャンスだ!』と思うと動いてしまう」と明かしたのだ。どうやらその場になって興奮状態になると、体が反応して止まれないらしい。
中居によると、今でもそんな稲垣の習性は変わっていないそうだ。バラエティ番組でメインの歌手が歌っている際に、ひな壇で他の出演者たちが軽く手拍子する中で「吾郎ちゃんだけは頭の上に両手をあげて手拍子している」という。
SMAPメンバーの中で稲垣吾郎といえば、クールな印象と時折見せるドジな面とのギャップが魅力なのだが、実は誰よりも目立ちたがり屋だというのだから驚きである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)