エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】南キャン・山里&オードリー・若林。“異色ユニット”完結で男泣きの裏側。

南海キャンディーズ・山里亮太とオードリー・若林正恭。共に「M-1」2位の実力者の2人が、ツイッター上の会話を通してお互いを分かり合いながら、最終的には漫才をするという番組『たりないふたり』が最終回を迎えた。“社交性がたりない”、“恋愛がたりない”、“社会性がたりない”2人が全12回の収録を経て、揃って涙を流した。

たりないふたり』(日本テレビ系)では毎回、さまざまな「2人にたりないもの」をテーマに話し合い、番組の最後に5分ほどの漫才を披露してきた。もともと2人ともツッコミ担当であるが、この新ユニットでは、若林正恭がボケとなって漫才を行う。また2人は、コンビでは共にネタを考えるブレーンであるため、お互いネタを出し合い修正しながらネタを作っていた。

当初キャラの違いのためにお互い戸惑ったという2人。ネタに関しては若林の方が厳しいようで、あるときは山里亮太が作ってきたネタの冒頭の挨拶以下すべてをボツにしたこともあったそうだ。山里にとってこの一件は屈辱的だったが、この新ユニットを通して「芸人として成長した」と辛かった時期をふり返った。

そんな番組が最終回を迎えた。番組の最初から最後まで約20分間の長い漫才を行った。終盤になって、若林が突如「もう3年前になりますかね」と、2人の出会いをさかのぼるような話を始めたのだ。若林は、自分のような性格でお笑いをやっていけるのかと悩んだ時期があったという。このとき若林を励まし、笑いに対する姿勢を教えてくれたのが山里だった。若林は感謝の意を込め「ありがとうございました」と頭を下げた。それを聞いた山里も「一緒にできてよかった」と目を潤ませていた。

その時の様子を改めて山里が『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、ゲスト出演した若林とふり返った。若林は、当初は山里を泣かせようと始めたドッキリのようなものだったと明かす。だが、若林はまだ今のようにメディアに出ていなかった山里と一緒に悩み苦しんでいた3年間を思い出し、先に感極まってしまったようだ。普段から「目が死んでる」と言われている若林の熱い一面に、山里も驚いたと語った。

この『たりないふたり』は、一部地域でのみの放送だったがDVDの発売も決定している。普段、無表情で春日をイジる若林の意外な熱い一面をみることができるので、要チェックだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)