人気司会者オプラ・ウィンフリーの番組『Oprah’s Next Chapter』での発言が話題になっているキム・カーダシアン(31)が、このたび自身の裕福な子供時代を振り返り、姉妹らと共に興味深い発言をしていたことが判明した。
カーダシアン家の娘たちの実父は、2003年にがんで他界した弁護士ロバート・カーダシアン氏(享年59)。かのO.J.シンプソンを担当したスーパー弁護団のひとりでシンプソンとは親しい間柄にもあったロバート氏は、優れた弁護士としての手腕とサイドビジネスの大成功もあり、かなりの富豪であったことが知られている。当然その子供たちも恵まれた環境で育ったわけなのだが、「とんでもなく甘やかされてきたのだろう」という我々の考えはどうやら的外れのようだ。このたびオプラ・ウィンフリーの人気番組『Oprah’s Next Chapter』に登場した姉妹らは、オプラの「甘やかされていると思う?」という質問に各々興味深い答えを返している。それぞれの“言い分”をご紹介したい。
■クロエ・カーダシアン(27)
「アタシは自分が“甘やかされてる!”って思うわ。決して(そのせいで)我がままな子になってるなんてことはないけれどね。」
だがクロエ曰く、“甘やかされている”のは「物質的に」という意味ではないのだそう。仕事をし、家族と仲良くし、NBA選手の夫を応援する時間が十分に取れるという現状そのものが“恵まれている”と感じているそうだ。
■キム・カーダシアン(31)
「アタシたちは、自分たちを“甘やかす”ために頑張って働いているんだと思う。アタシは一生懸命に仕事をするのが好き。目標を定めて、人生の段階ごとに自分に何かを買い与えることがね。それが“自分を甘やかす”ということなのよ。」
「アタシたちの生活水準は高かったわ。でも両親には“このような暮らしがしたければ仕事をしなくちゃならない”って教えられたの。アタシたちはクレジットカードや携帯電話も持たされていなかったわ。友達が持っている物の全てを所有しているわけでもなかった。豪邸で暮らしていたし高級車も持っていたけれど、そういう暮らしをするのは自分たち(の働き)しだいって理解していたのよ。」
■コートニー・カーダシアン(33)
「アタシは自分が甘やかされてるなんて思わないわ。恵まれているとは思うけれどね。」
ちなみに富豪であった父ロバート氏は“子供たちそれぞれに5億円近い財産を遺している”という説がある。それだけでも一生遊んで暮らせる額なのだろうが、彼女たちは自分たちでビジネスを立ち上げ大成功。さらに出演中のリアリティ番組は高視聴率を叩き出し、少なくともあと数年は放映が続行する契約になっているというから、その銀行口座の預金額は大変なことになっているに違いない。
だが懸命に働く彼女らに大きな影響を与え続けているのは、彼女たちのマネージャーを務める実母クリス・ジェンナー(56)であろう。クリスはかねてより「1日に18時間労働している」と明かしているが、この勤勉さが彼女たちのライフスタイルや成功に少なからず貢献していることは間違いないのだ。
“They are famous for being famous.(=彼女たちは有名であることが有名)”などと揶揄するメディアも多いが、有名であり続けること、競争の熾烈なハリウッドでこれだけの人気をキープすること、高水準の生活を続けさらに働き続けることがいかに難しいことか。批判を受けることの多いカーダシアン家の人々だが、彼女たちが我々には想像もできないほど日々労働していることだけは確かである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)