人気歌手レディー・ガガ(26)が、「これで許可してもらえるのなら…」と自慢のパフォーマンスをトーンダウンすることを検討してまで開催を熱望していたのが、今月予定されていたインドネシアでのコンサートであった。拒否されても望みを捨てずにいたガガだが、結局は自身やファンに対する脅迫問題に発展しコンサートを正式にキャンセル。その後傷心のガガはファンに謝意をツイートすると共にインドネシアへの愛を切々と訴えていたのだが…。
「インドネシアでのコンサートはキャンセルになってしまった。ファンの皆さん、本当にごめんなさい。私もみなさんと同じくらい衝撃を受けています。」
「何かみなさんのために特別なことを用意したいわ。私のインドネシアに対する愛情はより深いものになったんですもの。」
レディー・ガガ本人がこうツイートしたのは、多くのファンが待ちわびていたインドネシア公演のキャンセルが正式決定した後のことである。ファンの多くはもちろんのこと、ガガもコンサートの開催が不可能という形で終わったことに心底ガッカリ。ファン想いとして知られるだけに、さぞ無念だったはずだ。
だがこのような結果になってもなお、インドネシアでのガガ公演を待ち望んでいたファンの気持ちに全く揺らぎはないようだ。このたび彼らはフラッシュモブを敢行。まさに約100人ものファンが地元ショッピングセンターに急遽集結し、ガガのヒット曲に合わせダンスを披露するという“逆コンサート”を決行したのだ。
彼らはその様子を、約10分間の動画にまとめてネットに投稿。動画の最後にはガガに宛て、以下のような感動的なメッセージが加えられている。
「どこに行っても拒絶と憎しみは多いもの。でも、あなたには私たちがついています。コンサートをキャンセルした決断を尊敬しています。キャンセルしたからといって、私たちの愛が変わることはありません。マザー・モンスター(=レディー・ガガ)、私たちは最後の最後まであなたを愛しています。」
この動画を見たガガは大感動し、溢れ出る涙をどうにも止めることができなかったという。
「これを見て、私は号泣してしまいました。あなたたちのことを、とても愛しています。あなたたちは世界で最高のファンだわ。」
ガガは月曜日にそうツイートし、ファンへの熱い想いと感謝の気持ちを明かしている。
お国事情は様々といえ、インドネシアのファンは待望のコンサートがキャンセルになりどれほどガッカリしたことか。だがこのたび素晴らしい“逆コンサート”を堪能したガガは、おおいに感動すると共に感謝の気持ちでいっぱいであろう。いつの日かインドネシアへ。ガガは改めてそう決意しているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)