人気女優ケイト・ウィンスレット(36)が、このところやけに不機嫌である。つい先日は、新作映画の撮影のために訪れた町で待ちわびていたファンらを無視。大変な怒りを買ってしまったケイトなのだが、今度は偶然同じ飛行機に乗っていたファンをガッカリさせてしまったようだ。
これまで演じてきた役柄のせいだろうか、ケイト・ウィンスレットには女優ドリュー・バリモアと共通する「良い人」というイメージが常について回ってきた。だが、ここしばらく「もうケイトのファンはやめる!」というファンが続出、けっこうな騒ぎになっている。今回の騒動は機内でのこと。ロンドン発ボストン行きのヴァージン・アトランティックの航空機に搭乗したケイトは、当然ファーストクラスの座席についたのだが、偶然後部にいたスーザン・ロバーツさん、そしてスーザンさんの娘ケイティさん(17)とジェニーさん(14)はケイトの存在に気付き大興奮したようだ。その時の様子を、スーザンさんは芸能サイト『Radar Online』に対し次のように証言する。
「6時間半の空の旅が始まって30分ほど経ったときのこと。娘たちはケイトにサインをくださいとお願いしたのですが、ケイトは“後で行くから”と言ったきり。結局その約束を守ってはくれませんでした。本当に悲しかったです。」
結局は客室乗務員がスーザンさんらの座席を訪れ、「本にならサインするとおっしゃっています。」などとケイトからの伝言を告げたという。これには「まだか、まだか」と待っていた少女らもガックリ。スーザンさんはその胸中をこう明かしている。
「それなら最初から、娘たちに“サインはしないの”と言ってくれれば良かったのよ。そうすれば娘たちだって理解したはず。ガッカリしても、(ケイトに対して)幻滅したりはしなかったでしょう。」
“そして私も『Radar Online』に告げ口はしなかったでしょう”というのが、スーザンさんの本音だろう。
この一件でケイトに幻滅したケイティさんとジェニーさんは、帰宅後に早速ケイト主演のDVDを捨てて「もう二度とケイトの出る映画は見ない!」と宣言しているそうだ。
「少なくとも“サインをする”というオファーはしたでしょう!」というケイトの反論が聞こえてきそうであるが、このたびの糾弾に少なからず関係しているのはヴァージン・アトランティック航空で勤務する客室乗務員の態度のようだ。彼女たちはスーパーセレブであるケイトの要求がソツなく満たされているか確認するのに必死。その他の乗客などまるで目に入らないような振る舞いをしていたという。
「いつもならヴァージン・アトランティック航空のサービスは素晴らしいもの。なのに、この日は“素晴らしいサービス”はゼロ。客室乗務員たちはケイトに食べ物やお茶、それにアルコールを提供するのにほとんどの時間を費やしていたのですから。」
またケイトの座席横の通路もブロックされていたというから、この日のケイトはまさに“超”のつくVIP待遇を受けていたようだ。
たかがサイン、されどサインということか。スーザンさんの怒りはどこまでも大きい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)