歌手カニエ・ウェスト(34)が、アイルランドの首都ダブリンでの公演中に思わず激高。オーディエンスに対して声を荒らげるというハプニングがあったという。一体何が起こったのか?
キム・カーダシアン(31)との甘い時を過ごすカニエ・ウェストの顔は、いつもニッコリと穏やか。目尻が垂れ、いかにも「俺ってナイスガイ」的風貌に見えることもあるが、この男はとにかく短気。たとえ相手がオーディエンスであろうと、気に食わないことがあれば怒りの感情を抑えられなくなる傾向がある。
つい先日パリで行ったコンサートでは、ある観客がレーザーポインターを使用したことにマジ切れして歌を中断。「止めねえか、この野郎」と客席に向かってスゴみ話題になったばかりだが、今回の事件はアイルランドの首都ダブリンでのコンサート中に起こってしまった。
金曜日のこと、待望のコンサートにダブリンのオーディエンスはまさに大熱狂。カニエは『Good Life』を熱唱中だったのだが、このとき何を血迷ったのかオーディエンスのひとりがステージに向けてコインを投げてしまったのだ。これに焦ったカニエは思わず歌詞を間違えてしまい、スッカリ気分を害してしまった。
「俺は(歌詞を間違えたことについて)言い訳したりはしねえ。けど、どこかのイカレた野郎が忌々しいコインを投げてきやがったんだ。それで調子が狂っちまった。こっちはマジでパフォーマンスしてるんだ。ステージにくだらねえ物を投げてくるな!」
あんな卑語、こんな卑語をバンバン使い怒鳴ってしまったカニエだが、これだけではどうにも怒りが静まらなかったようだ。彼はこうも続けている。
「お前のせいで、みんなのショーがこんなことになっちまった! 俺は完璧なショーをしていた。完璧な勝利ってやつをな。くだらねえ物投げてくるなってんだ。Please!」
最後に“Please”を加えた点は評価したいが、この怒りっぷりはプロとしてどうなのかと思わないでもない。何が何やら分からないままコンサート会場にいたオーディエンスの多くは、カニエの剣幕と卑語にドン引きしたのではあるまいか。
「男らしいカニエってば、素敵…。」
そう言うキム・カーダシアンの姿が目に見えそうであるが、今後のためにも「あんまり怒っちゃダメ」と吐息交じりに説教するのも愛というものである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)