AKB48第4回選抜総選挙を6月6日に控えてAKBとSKE、NMBからメンバー6人が、テレビ『MUSIC JAPAN』の中で心境を語り合った。高橋みなみや小嶋陽菜という選抜常連メンバーでも、この時期は緊張するという。逆に昨年は圏外だった渡辺美優紀(NMB)は「絶対選抜入りしたい」と気合い十分だった。
AKB選抜総選挙も今年で4回目となるが、開票イベントが近づくにしたがいメンバーの緊張が増すことに変わりはない。6月3日に放送された『MUSIC JAPAN』(NHK)では、AKB48の高橋みなみ、小嶋陽菜。SKE48の高柳明音、秦佐和子。NMB48の山本彩、渡辺美優紀が集まったが、誰もが緊張を訴えていた。
山本が「始まってからの緊張が凄くて、その場から帰りたかった」と昨年を振り返ると、高橋も「本当に帰りたくなるよね」と共感する。「ドキドキして(名前を)呼ばれなくても、もはや『すぐに呼んで欲しい』というよく分からない気持ちになる」と高橋は会場での複雑な胸のうちを明かしたのだ。
秦は昨年、本場が始まる直前には緊張のあまり母親に電話ばかりしたという。「お母さんから『晩ご飯は何がいい?』と聞かれたりして、すごく落ち着いた」とそのことで緊張も和らいだと感謝していた。
昨年は選抜圏外だった渡辺は、今年の春にNMBとAKBを掛け持ちすることとなり人気も上昇している。速報では19位となっているのだ。その渡辺は、緊張よりも「今年は選抜に絶対に入りたいです」との意気込みが勝っているようだ。「今年は16位を狙いたい」と順位宣言も飛び出していた。
日本武道館で名前が呼ばれるとステージに立ってコメントしなければならない。高橋みなみが「あの場に立つと思わぬ言葉が出てきたりする」と昨年のことに触れた。「あの『努力は…』も思わぬ言葉なの?」と小嶋も総選挙で高橋が話した内容を思い出していた。
昨年7位となった高橋が、涙ながらに「“努力は必ず報われる”と人生をもって証明します」と語った言葉は“名言”と話題になったものだ。その“名言”について高橋は「正直、何を言うかはあまり考えていなかった」という。それは高橋の心から出てきた言葉だったのだろう。
選抜入り宣言をした渡辺美優紀は壇上に立っても「名言は出ないと思う」と控えめだが、“あの場に立つ”とどうなるか分からないのだ。今回は誰がどんな“名言”を聞かせてくれるか、順位だけでなくそちらにも注目したいところである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)