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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「地元ヒーロー知ってる?」俳優、安達勇人がご当地ヒーロー“イバライガー”に感激。

ゆるキャラに迫る勢いを見せる“ご当地ヒーロー”をご存知だろうか。俳優の安達勇人が、出身地茨城のご当地ヒーロー『時空戦士イバライガー』のポスターを発見して感激したことをブログで報告している。彼もまだ生のイバライガーを見たことはないという。沖縄県の“琉神マブヤー”のように映画化されるほどの人気者もいるが、全国各地には想像を超えるご当地ヒーローが存在する。しかし、意外にも地元の人々からさえ知られていないヒーローたちがいるのは残念だ。

「イバライガーは茨城で作ったものを応援しています!」そんなコピーが載るポスターを発見した安達勇人が、6月26日にブログ『勇人の~my daily life~』で「茨城戦隊イバライガー」と題して報告している。正しくは“時空戦士イバライガー”という茨城のご当地ヒーローは現在、“イバライガーR”が新たに登場しているようだ。「県が呼ぶ!市が呼ぶ!!地元が呼ぶ!!! IBARAKIのヒーロー“時空戦士イバライガーR”」と書かれた公式サイトを見るだけでも、その熱さが伝わってくる。

安達勇人が「生イバライガーに会いたい」、「みんなイバライガー知ってる?」とポスター写真を掲載したところ、読者から「イバライガー会ったことないの!? 茨城県民として知ってるのはもちろんだし!!」と声が返ってくるほど茨城では有名らしい。ただ、中には「茨城県民なのに知らなかった」という反応もあり、まだまだ浸透しきってはいないようだ。

こうした地元発信のキャラクターではゆるキャラが知られるが、ヒーローも“ご当地ヒーロー”や“ローカルヒーロー”と呼ばれて各地に存在するのだ。前述の“琉神マブヤー”はテレビ放映や映画化、漫画化までされて全国区になった。宮城県の女川町で生まれた“リアスの戦士★イーガー”も、アイドルグループ嵐が出演したNHKのテレビ番組で震災後の復興へ向けての取り組みとして紹介された。そのように全国放送されたご当地ヒーローは知名度も高いが、実は全国にゆるキャラを凌ぐ数の“ご当地ヒーロー”がいることはあまり知られていない。

例えば岩手の“マブリットキバ”や秋田の“超神ネイガー”に、新潟の“超耕21ガッター”と東北には本格的なヒーローが多い。岩手には“岩鉄拳チャグマオー”や“六魂戦隊ゲイビマン”も存在する。青森には“県立戦隊アオモレンジャー”がいるようだ。

実は東北地方だけでもまだまだいるのだ。一部を紹介すると、青森の“八戸戦隊せんべいジャー”や“跳神ラッセイバー”。岩手の“三陸戦隊リアスレンジャー”に”鉄神ガンライザー”。“シージェッター海斗”は石ノ森萬画館で知られる宮城県石巻市のヒーローで、石森プロがデザインを担当している。秋田名物スコップ三味線の化身“スコップ戦士ジャミセリオン”などはユニークではないか。

関東地区を見てみると群馬県の“超速戦士G-FIVE”や“マジック戦隊MCO”はテレビ放映もされた人気者だ。埼玉県所沢市の“航空戦士トコロザワン”や東京都の“都営戦隊オーエドマン”などは名前からイメージできるので分かりやすい。神奈川県には南足柄市の“キンタローマン”もいてこちらも憶えやすい。

このように全国には数え切れない“ご当地ヒーロー”が存在するが、地元の人々さえ知らない場合が少なくないのは残念なことだ。ネットでもいくつか紹介されているので、地元の“ご当地ヒーロー”を確認してみてはいかがだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)