13日午後4時22分、台湾の新竹県尖石郷でマグニチュード4.9の地震が発生した。地震は午後4時29分にマグニチュード3.4、午後10時41分にマグニチュード4.4と相次いで起き、新竹県、桃園県で震度4を観測した。

気象局の統計資料によれば、新竹県でマグニチュード4.5以上の地震が観測されたのは、1954年以来58年ぶり。また、今回の地震は群発性地震で今後もしばらく続く可能性があるという。このほか、台湾大学で地質学を教える陳宏宇教授は「ぞっとする」と話し、震源地の深さが5～6.7キロメートルと極めて浅いことから、被害に繋がる可能性もあるとして警戒を呼びかけている。

なお、消防局によれば、今回の地震による被害は屋上の給水タンクが傾いて水道管が破裂した以外は報告されていないということだ。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）