身長62.8センチ、“世界一の笑顔”を持つ世界一背が低い28歳女性(印)<…
Rank.1
梅雨が明け、いよいよ夏本番の台湾。ジリジリと皮膚を焼くような陽気が続いている。そんな炎天下の路上に、生後間もない赤ちゃんが置き去りにされるという痛ましい事件が起きた。発見当時赤ちゃんは裸で、全身がひどく日に焼けていた。
赤ちゃんが発見されたのは、高雄市大寮区の住宅地にある小さな通路。4日午後5時半ごろ、赤ちゃんの泣き声に気付いた近隣の住民が発見した。赤ちゃんを発見した住民はこう語る。「朝5時ごろにも泣き声が聞こえたが、気にしなかった。夕方になって、今度は弱々しい泣き声が聞こえたので裏の通りを見に行ったら、裸の赤ちゃんが置き去りにされていた」。
住民が朝5時に聞いた泣き声がこの赤ちゃんのものならば、赤ちゃんは少なくとも12時間にわたり日光に晒されていたことになる。気象庁の資料によれば、4日正午の屋外気温は34度。赤ちゃんのいた通路は両側が平屋で日光を遮るものがなく、地面の温度は少なくとも40度以上になっていたと予測される。
搬送された病院によれば、赤ちゃんは身長48センチ、体重2800グラム。生後2日程度しか経っていないそうだ。また、赤ちゃんのへその緒の様子から自宅で出産された可能性も考えられるという。現在状態は落ち着いているものの、合併症の心配があり、しばらくは観察を続ける必要があるということだ。
警察では付近の防犯カメラから、赤ちゃんを置き去りにした犯人の調査を行ったが、これまでにそれらしい人物は見つかっておらず、今後は範囲を拡大して捜査を進める方針だ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)