エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】「選手の士気下がる」。伊集院光、DeNA“返金チケット”に一言もの申す。

野球好きで知られるタレント・伊集院光が、DeNAが行った試合内容によって購入者がチケット代返金を求められる「全額返金!?アツいぜ!チケット」に疑問を投げかけた。

このチケットはDeNAが負けたら最大全額、勝ちや引き分けでも半額まで返金することを確約した限定チケットだ。5月1~6日に実施した結果、1日の7対0で大敗したヤクルト戦は購入者50人全員が返金を希望。しかし、3連勝中にも返金希望者が殺到し、5試合で売上額100万円に対して計47万円が返金されたことが分かった。

このことを受けて、5月7日深夜放送の『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で伊集院光は、野球人気低迷の中で球団がいろいろ工夫をすることは良いとしながらも、勝っている試合なのに返金希望者が出たことに対して、「負ければ全額、勝ったら半額っていうチケット」だと思っているのではないかと推測した。

そして、球団側がこの返金結果に「評判になったので」と一定の評価を下していることに対しては、「絶対そんなことない」と批判したのだ。伊集院は「日ごろ球場に来ない人を呼ぶという効果も果たしてないし、日ごろ来ている人が、より回数を重ねるという効果も、それほど果たしてないと思う」と分析する。それよりも選手の士気が下がることや、通常の価格で買っている観客への購買意欲が下がることを心配した。

さらに以前、ダウンタウンの松本人志が行った、観客が値段を決める料金後払い制ライブ『松風’95』を例に挙げた。自分が「上手くいった」と思った舞台でお金が入らなかったとき、自分の芸やお客さんに対する信頼が揺らぐと指摘。伊集院は、最後に「たとえば、“返金”という形ではなく、負けた試合ではチケットにハサミが入らないような5試合分の勝ち試合を見られる回数券にすればいい」と提案していた。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)