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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「通帳残高、一桁…」。女優、水島かおりが“結婚詐欺”にあった過去を告白。

女優や脚本家として活躍する水島かおりが、ブログで大胆な告白をしている。20代の頃に結婚詐欺にあったという彼女は、「なんだか懐かしいけど、現実は確かに大変だった」とその詳細を明かしているのだ。

2010年に映画『ハナミズキ』に出演しているものの、最近は女優活動が少ない水島かおりだが、東京ガスのCM「家族の絆」シリーズ“お弁当メール篇”の母親役では、多くの視聴者の涙腺を緩めた。

同CMシリーズはドラマ仕立てで感動を呼ぶ内容で知られるが、彼女が出演したCMは息子へのお弁当づくりに母が工夫を凝らして毎日“メール”の代わりに気持ちを込める。ある日、いつものように空になった弁当箱を見ると「“ありがとう”ってずっと言えなくてごめんなさい」のメモが入っているというストーリーである。

CMで涙を誘われた方が、もしブログ『水島かおりの爆竹秘話 バンッババン!!!』にたどり着き、彼女が“女優さま”として綴る歯に衣着せぬ痛快な文章を目にするとそのギャップに驚くだろう。

5月14日にも強烈な内容を綴っている。「結婚詐欺! なんで思い出すの?」と20代の出来事を明かしているのだ。最近ではサッカーの“うっちー”(内田篤人選手)に夢中だという彼女は、40代になってイケメン好きになったという。つまり、それまでは“男は顔ではない”主義だったのである。

20代の頃には周囲から「なんで、こんな人と!」と呆れられるようなルックスの男性を好んでいたらしい。友人たちに対して彼女が「でも、性格は良いのよ~」と返すと、「だから、結婚詐欺に巻き込まれたんだよ! ちゃんと考えなよ! 文無しになった時大変だったじゃない!!」と言われたことを思い出したのだ。

彼氏が姿をくらましたと気づいた時は通帳残高が一桁となり、冷蔵庫と本だけが部屋に残っていた。そんなマンションを引き払った彼女の耳には「あんたは本物のバカね」という周囲の声がこだましたそうだ。

そんな水島かおりも今では映画監督の家人(ご主人)と幸せに暮らしている様子がブログからも伝わってくる。夫の長崎俊一監督との関係で脚本の仕事が多い彼女は、「女優やめたの?」とよく聞かれるらしいが、「オレは辞めてねぇー!」とハッキリ答えてもいる。

一方で、彼女は「ブログでこんだけ素直に書いていれば、女優として使う方も考えるよなぁ~。頭が良い女優はブログなんて書かないし」と自身を分析するが、これほど読み応えのある更新ができるのはもはや才能といえそうだ。“女優さま”としてブログの方も是非とも続けて欲しいものである。

水島かおりは率直に「なんで、家人はイケメンじゃないんだろう?」と現実を語るが、お互いに理解しあえる伴侶と出会えたのは過去の苦い経験に学んだからではないか。彼女もそれを思えばこそ「なんだか懐かしいけど、現実は確かに大変だったわね。結婚詐欺」と冷静に振り返れたのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)