どうにもやるせない珍事件が起きてしまった。事件の現場となったのは、人気俳優ウィル・スミス主演の新作映画『メン・イン・ブラック3』のモスクワ・プレミアのレッドカーペット上。多くの国からやって来た取材陣が集まるその華やかな場で、一体何が起こったのか。

金曜日のウィル・スミス（43）は、実に晴れやかな表情であった。それもそのはず、ウィルは話題の新作映画『メン・イン・ブラック3』のモスクワ・プレミアの会場にいたのだ。実に明るいウィル・スマイルをふりまきながらレッドカーペットを歩いていたのだが、真っ白なスーツに身を包んだ若きウクライナ人男性リポーターが突然ウィルに向かって腕を伸ばしてきたではないか。

はじめは単にハグを求めているようにも見えたそのリポーターに、フレンドリーなウィルはニコヤカに応じていた。ところがハグを交わした直後、そのリポーターはウィルの首に腕をガッチリ絡めたまま左頬になんとキス。文化の違いか？とでも思ったのだろう。そこまではどうにか笑顔で我慢したウィルだが、その後右頬にもキスをされた上、明らかに“唇狙い”に走っていたリポーターにウィルはブチ切れてしまったのだ。思わず表情をゆがめリポーターを突き飛ばし、「お前、なんなんだよ！」と声を荒らげた。ウィルは手の甲でリポーターの頬を一発叩き、一部始終を目撃した人々が喝采する中、リポーターから離れるや“唇にキスをしようとしてきた”と明かしている。「アイツ、俺にパンチを食らわなくてラッキーだよ」などとも笑顔で述べているウィルだが、かなり不愉快な思いをしたことは間違いない。

しかし、変わったリポーターもいるものである。そしてセレブも大変な毎日だろう。当然のことながら、今回の件についてはウィルに同情する声が多い。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）