世界中の人々に愛されている英国王室の人々の中でも“特に人気が高い人物”といえば、ケンブリッジ公爵ウィリアム王子(29)であろう。亡き母ダイアナ妃(享年36)譲りの美しい顔立ちは世界中の女性たちを魅了。正義感にもあふれ国のために懸命に働くウィリアム王子は、キャサリン妃(30)と結婚してもなお高い人気を誇っている。そんなウィリアム王子がこのたび米ABCのインタビューに応じたのだが、そこで語った内容が今、大変な話題となっている。
「とても辛い気持ちでした。」
昨年4月にキャサリン妃と結婚するも、式に参列することの叶わなかった実母ダイアナ妃を想い悲しみを禁じ得なかったことを、ウィリアム王子は正直に告白した。さらに、こうも語っている。
「(母が式に出られないことに対し)心の準備をしておこうと、前もって考えてはいたんです。唇が震えるような状態にはなりたくなかったので…。」
「母の死後、“母がここにいてくれたらどんなに素晴らしいか!”と思った瞬間のひとつでしたね。(僕の結婚式を)見られなくて、母がどんなに悲しいかも胸をよぎりました。」
ダイアナ妃が滞在先のパリで交通事故に遭い急逝したのは1997年のこと。当時ダイアナ妃はわずか36歳。その早すぎる死に世界は大きな衝撃を受けたが、突然母に先立たれたウィリアム王子はまだ幼さの残る15歳の少年だったのだ。息子たちの成長を見届けることなくこの世を去ってしまったダイアナ妃はさぞ無念だったろうが、深い悲しみに翻弄されていたあの15歳の少年は、今や亡き母の心情を思い遣るほど、優しく立派な大人に成長している。
「僕はこう思うのです。母はきっと僕の挙式の日を喜んでくれた…誇らしく思ってくれただろうにとね。母が妻キャサリンに会うことがないなんて、本当に悲しくてたまりません。」
天国にいるダイアナ妃は「誇りに思っていますとも」と囁きながら、ウィリアム王子夫妻を優しく見守っているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)