アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】「自慢は歯が60本あること」。歯槽に30本もの歯が隠れていた少年。(台湾)

台湾に住む14歳の少年が、下の歯に足りない歯があることから歯科医を訪れた。すると逆に過剰歯(歯種によって決まっている数よりも多く存在する歯)と診断された。手術をしてみると、生えずに歯槽内に埋伏していた歯がなんと30本も見つかったという。

母親によれば、この少年は子供の頃に転んで前歯が折れたことがあり、治療後歯並びが悪くなったと感じていたが、ケガのせいだろうと特に気に留めていなかったという。しかし、最近になり下の歯の足りない部分が気になりはじめ、診察をうけることにした。

担当した医師によれば、30本の過剰歯が歯槽部分にぎっしり詰まり、それらが歯の成長を妨げていた。そのため少年は下の歯が足りない状態だったという。30本の過剰歯の中には、完全な歯の形をしているものもあれば、動物の牙のように尖ったもの、まだ歯の形になっていない真珠のように丸いものなどがあったそうだ。医師は、「過剰歯自体はそれほど多いケースではなく、数ヶ所にみられる場合がほとんどだが、今回のように一度に30本もの歯を抜歯するのは非常に珍しいケース」と語った。

自分の歯の下にこんなにも多くの歯が存在していたことに驚いた少年。手術後はその歯を記念に持ち帰り、「僕には60本も歯があるって自慢できるね」と無邪気に話したという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)