7日、午後1時30分頃（日本時間午後2時30分頃）、台湾の台北市と東部の宜蘭県を結ぶ雪山トンネルで長距離バス同士による追突事故が発生した。これまでに確認されたところでは、この事故により3人が死亡、21人が重軽傷を負ったほか、およそ300人がトンネル内で動けなくなっており、午後4時現在も救出活動が続いている。

事故があったのは、雪山トンネルの南下27キロ地点。前方を走行していた小型自動車のタイヤがパンクし、それを避けようとした首都客運の長距離バスに、後方を走行していた葛瑪蘭客運の長距離バスが追突。首都客運のバスが炎上した。

雪山トンネルは全長12.9キロ、自動車専用としては台湾最長のトンネルで、2006年開通以来、8件の炎上事故が発生しているが、死者が出たのは今回が初めてである。

なお、午後2時の時点で火は完全に消火されたということだ。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）