イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】産みの苦しみは「絶対にイヤ、ダメ!」ジェシカ・シンプソン帝王切開を強く希望。

歌姫ジェシカ・シンプソン(31)は、もうすぐママになる期待と出産への不安で胸がいっぱいになっている。 だが“産みの苦しみは絶対にゴメン”ということらしく、自ら「帝王切開にして」と医師に希望したそうだ。

赤ちゃんは女の子、名前は「マキシ(Maxi)」ちゃんともう決めた。ママになるのが本当に楽しみ…とはいえ、ママになるにはまず「出産」という登竜門をくぐらなくてはならない。それが痛いのなんのって…という話を、ジェシカは経産婦から聞き過ぎたようだ。

お腹の赤ちゃんはかなり大きく、4.5kgほどの体重で産まれてくるであろうとの予測をすでに医師から聞いているジェシカ。当初は“産みの苦しみは自然なもの”などと語っていたが、最近では「産むのがそんなに痛いなんて、絶対にイヤ。ダメ、マジでムリ!」と悪い夢にうなされ、寝汗をかいて大騒ぎするまでになっていたようだ。

日本だと痛みの我慢=根性と言うことになるのだろうが、9割が無痛分娩を選択する近年のアメリカでは、痛みの我慢=時代遅れという感覚すらある。というわけで、ジェシカもあっけないほどカンタンに“帝王切開でお願いします”と担当医に伝えたと米芸能誌『InTouch』が報じている。

ジェシカが出産を予定しているのは、ビバリーヒルズにあるセレブ御用達の名門「シーダーズ・サイナイ・メディカルセンター」の、特別ゴージャスなスイートルーム。そこでは最近人気の「ヒプノセラピー出産(催眠療法によるリラックス法)」を試すセレブが増えているが、その方法についても「痛む」という点で結局同じだと分かると、ジェシカは興味を失ってしまったという。

ただし産後の母体の回復という点においては、自然分娩の方が早くラクに元の体に戻る。帝王切開が、あくまでも大きな開腹手術であるということを忘れてはならない。また本来、帝王切開は赤ちゃんの安全なる誕生を確保しようという目的で行われて来たもので、痛みの回避が目的というのでは何かが大きく違うようにも思われる。

ちなみに俳優オーランド・ブルームの妻でモデルのミランダ・カーは、ジャンボベビーであったフリン君を麻酔なしの自然分娩で出産し、多くの女性たちが尊敬のまなざしを彼女に向けたが、「あまりの激痛で臨死体験すらした」との告白には、「そこまで無理しなくても」という声も集まった。ジェシカとミランダの意気地は、あまりにも両極端のようである。

もっとも、「産みの苦しみ」 こそ豊かな母性のはじまりという考え方が日本にはあるが、米国の出産は母体の体力を落とさず、血圧や心拍数を上げず、いかに安全に出産してスムーズに退院するか、ということにポイントが置かれる。少子化に歯止めをかけたい日本では、2人、3人と産みたくなるようなラクな出産方法(主には硬膜外麻酔による無痛分娩)の整備を求める声もあり、米国の事情から学ぶものは多いはずだ。

ボストン在住の【イタすぎるセレブ達】のライターが現在妊娠中であり、そのあたりを詳しく掘り下げて連載でご紹介しているので、興味がおありの方はぜひともご一読を!
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)