イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】深さたった33cmのお湯で…故ホイットニー・ヒューストンの死にショッキングな最終報告書。

2月に48歳の若さで他界したR&B界の歌姫ホイットニー・ヒューストン。ビバリーヒルズ警察署はこのほど、33センチの高さに張ったお湯で溺死という衝撃的な検視結果を含む「最終報告書」を発表した。

先にロサンゼルス郡検視局は、“ホイットニーの直接の死因は心臓発作による溺死”と発表していたが、このほどビバリーヒルズ警察署がまとめた最終報告書では、ホテルの部屋に残されていた白い結晶様の物質や、ホイットニーの遺体の状況についても触れられていた。

亡くなったその2月11日、グラミー関連パーティへの出席が予定されていたことから女性アシスタントはホイットニーに入浴を勧め、自分はすぐ近くの高級デパート『ニーマン・マーカス』に出かけたという。約30分後にホテルの部屋に戻り、午後3時35分にバスルームで溺れているホイットニーを発見したそうだ。

ただしバスタブに張られていた湯の量は、深さたったの13インチ(33センチ)。ごく少量であったことは不可解であるが、そこにホイットニーはうつ伏せの状態で倒れており、アシスタントはボディーガードを呼んで一緒にホイットニーをバスタブから引き上げ、911コールを入れた。

通報を受けてホテルに駆け付けた警察官は、ホイットニーが服用していたとみられる大量の処方薬を発見しているが、なんとそのボトルの数は1ダース。そしてベッドの横には栓を開けたシャンパンボトル、灰皿には吸殻があり、結晶および粉末状の白い物質がバスルームの洗面カウンター、手鏡の上などに散らかっており、それをすくうためと見られる小さなスプーン、くるりと巻かれた白い紙も発見されている。

薬物・毒物検査は足の静脈からの採血により行われたが、検出されたものはコカインばかりではなかった。マリファナ、抗不安薬のザナックス(Xanax)、免疫抑制剤プレドニゾン(Prednisone)他、抗生物質、筋弛緩薬、抗ヒスタミン薬など複数の薬。そして飲酒とコカインを同時にとることで長時間作用する「コカエチレン」というコカイン誘導体、およびコカイン代謝物の「ベンゾイルエクゴニン」も検出されたという。

またホイットニーは、体格的にはしっかりしており栄養状態も良好であったものの、外見的にはそれなりに傷んでいたそうだ。鼻血が出ていた他、顔、腕、脚のあちこちに擦過傷があり、彼女の左ひじ内側には注射針を刺したことによる古傷が確認された。報告書をまとめた同署のクリスティ・マックラッケン氏はここに加え、“催眠性がある物質、医師による処方薬、処方箋なしで購入した薬、アルコール、これらの過剰摂取も考えられるでしょう”と記述している。

誰もが今、「ホイットニーはクスリとコカインに殺されたようなもの」と口にしているが、ここまで重度に依存していたとは本当にショッキングである。快楽と現実逃避というコカイン使用もそれに溺れれば最後、恐ろしい結末が待っていることを改めて教えてくれたように思う。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)