writer : eri

【ドラマの女王】放送前の批判的意見も乗り越え。見事に難役を演じた中居正広。『ATARU』

ネット上での前評判はあまり良くなかったが、蓋を開けて見れば平均視聴率19.9%と好調なスタートとなったドラマ『日曜劇場 ATARU』(TBS系)。今期スタートのドラマの中では1位発進となり、今後の展開が期待される。

ドラマ『ATARU』はサヴァン症候群(コミュニケーション障害のある人のうち、特定の分野に優れた能力を発揮する人の症状)で特殊能力を持っている青年・アタルが、事件現場で解決のきっかけとなるキーワードを発し、刑事たちがそのキーワードをヒントに事件を紐解いていくというストーリーである。

この中で、中居正広は主人公のサヴァン症候群の青年・アタル(チョコザイ)の役を演じている。サヴァン症候群という難しい役を中居ならではの演技で好演していた。

サヴァン症候群の主人公をテーマにした映画では名作『レインマン』(ダスティン・ホフマン主演)があるが、ドラマが始まる前までは、ネット上で「『レインマン』のパクリでは?」との厳しい意見も出ていた。さらに、「この時間帯のドラマではない」、「障害者をネタにしている」などの批判的な意見もみられたのだ。

しかし、ドラマ放送後には「思ったよりおもしろかった」、「中居、栗山千明北村一輝の掛け合いがおもしろかった」、「中居の演技が良かった」など中居たち出演者の好演に対して高評価のコメントが多く挙がっていた。

高視聴率スタートを切ったこともあり、『日曜劇場 ATARU』のサイトでは、主演の中居から「難しい役だったので、多くの皆さんに見て頂けて大変嬉しく思っております」とのコメントも寄せられている。中居にとっては、前回主役を演じたドラマ『婚カツ!』が当時の月9の視聴率ワースト記録だったことから、今回のドラマに対する意気込みは並大抵のものではなかったのだろう。初回の高視聴率をキープすることが出来るのか、今後の展開に期待したい。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)