昨年10月、シンガーソングライターのジョン・メイヤー（34）は、声帯の真上に発生した「肉芽腫」の除去手術を受けていた。しかしその再発が確認されたとして、このほど全米ツアーのキャンセルが公式HPにて発表された。

今月5日からニューシングル“Shadow Days”がiTunesで購入可能となっており、3月15日にオクラホマシティからスタートし、5月6日にアリゾナ州フェニックスで終了となる計21回のコンサートを予定していたメイヤー。5月22日にニューアルバム『Born and Raised』が発表されるため、そのプロモーションを兼ねた大々的なもので、実に2年ぶりの全米ツアーとなるはずであった。

6日に声の不調に気づき、医師の診察が必要であると感じたというメイヤー。翌日に医師から「治った箇所に肉芽腫が再発している」と言い渡され、治療後も最低1か月間はノドの使用を控えなければならないことから、ライブパフォーマンスは困難と判断したという。

声帯と密着した個所に肉芽腫が幾度も発生するという現状に、シンガーソングライターであるメイヤーの落ち込みはかなりのもの。ファンへのお詫びのメッセージからは、無念さばかりか病気への恐怖感も伝わってくる。人気絶好調の歌姫アデルも最近、声帯出血を主とするノドの不調に苦しみ、ついには手術を受けていた。歌手にとっては美声こそが命。これを奪われるというのは耐え難いものであろう。どうかくれぐれも大事に養生して頂きたいものである。

キャンセルの詳細はこちらから。
http://www.johnmayer.com/news/information-spring-2012-tour-cancellation/
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）