先日一部スポーツ紙などで爆笑問題の不仲説が報じられ、ラジオでのケンカとも取れる2人のやりとりが掲載された。この報道に対し、爆笑問題が自身のラジオ番組で揃って不仲説を否定した。これまでにも幾度か報じられた「爆笑問題不仲説」。2人は不仲説を一蹴するとともに、なぜたびたび「不仲」が取りざたされるのか、その“原因”について言及したのだ。
事の発端は3月7日放送『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)でのこと。太田光が、田中裕二が1人でのテレビ出演が増えたことに対して「おれにもピンの仕事をよこせ」、「自分ばかり売れやがって」と、怒りをあらわにしていた。このやり取りが、一部で「爆笑問題は不仲」と報道されたようだ。
これを受けて、3月21日放送の同番組で太田は「おまえの怒られている演技が、重いから本気に取られるんだ」「(田中の)トーンが悪い」と、田中に指摘した。田中も「(演技が)重いつもりはないんだけど」と素直に反省していた。2人は、7日のやり取りは一種の“ダメだしコント”だと主張。また、毎週このような“ダメだしコント”を繰り返しているのに、なぜ今回だけ報道されたのかと、あきれた様子で不仲説を否定した。
太田は、田中が現在出演中のドラマ『恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~』(TBS系)や、過去に出演のドラマのすべてを視聴し、田中の出演シーンを念入りにチェックしている。そして田中の演技にダメだしをするのだ。この“ダメだし”も「ドラマ出演への嫉妬」と取る人もいるかもしれない。しかし、太田は20年以上前からコントでの田中の演技についても、たびたび“ダメだし”をしている。田中は「はい。はい。」と受け流すこともあるが、太田の指摘を参考にしラジオ内で演技を見てもらうこともあるそうだ。コントは、特に演技力が必要だと太田はいう。
「太田の嫉妬」と書かれてしまった今回の“ダメだしコント”。しかしこの2人のやり取りは、まるで夫婦げんかのようだ。「夫婦げんかは、犬も食わない」ともいうではないか。爆笑問題の仲のよさに思わず笑ってしまう、というのが正しい反応なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)