何事にも動じない超お嬢様セレブ、キム・カーダシアン(31)が、今とある人気俳優にムッとしているらしい。その俳優の名前はジョン・ハム(41)。大人気TVドラマ『MAD MEN マッドメン』や映画『ザ・タウン』(2010年)など数多くの作品に出演し、日本でも人気の高い俳優なのだが、英国版『ELLE』誌の取材に応じた際、キムとその元親友パリス・ヒルトン(31)をコキおろしてしまったのだ。
根強い人気を誇るキム・カーダシアンであるが、セレブの中にはキムやその家族がズラズラ登場して常識では考えられない“日常生活”を晒すリアリティ番組を嫌う人は少なくない。昨年には英人気俳優ダニエル・クレイグ(44)が英国版『GQ』誌の取材に応じ、「アイツら(=カーダシアン一家)を見てみろよ。“テレビでマヌケに振る舞うだけで何百万ドルも儲かるのかよ?”って、見てて思うだろ。」と見事なまでにメッタ斬りしてしまった。それに続けとばかりに、俳優ジョナ・ヒル(28)まで「(カーダシアン一家の番組は)アメリカ文化の中でも超最低だね。」と酷評して話題になっていたのだが、今度はキムも惚れてしまいそうなダンディー俳優ジョン・ハムが口を開いたのだ。彼は英国版『ELLE』誌に対し、次のように述べている。
「キム・カーダシアンとパリス・ヒルトンは、アホだな。」
ジョンはこの他にも「アメリカじゃ、愚かであることが賞賛されるってわけさ。」ともズバリ指摘しており、さらに「この(アメリカ)文化の中では、価値ある商品になるってこと。だって(愚か者でいることで)スゲエ給料が貰えるんだから。」などとも痛烈な皮肉を発している。
共感を持つ人も多いだろうが、コケにされたキムはやはり頭にきているらしい。「みんながみんな同じ人生の道を歩むわけではないわ。」とした上で、以下のようにツイートしている。
「アタシたちは、みんな一生懸命に働いているのよ。互いに尊敬しあわなくてはならないの。自分のビジネスを展開し、成功したTV番組に出演。さらにはプロデュース業をも務めて執筆もし、デザインや(商品の)クリエイトにも関わっている人間を“アホ”呼ばわり。これって、アタシに言わせれば軽率な発言だわ。」
こう書かれれば、確かにキムのスゴさを納得してしまう。ジョンに言わせれば「でも、結局アホだから人気が落ちないんだろ?」という理屈に戻るのだろうが、ここまで仕事が途絶えず大金を稼ぎ続ける手腕はエゲツないながらも「さすが!」と言わざるを得ないだろう。
などと納得する記者のようなファンがいる限り、カーダシアン一家は栄え続けるに違いあるまい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)